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人材育成支援

品質確保-コンクリートの品質確保

コンクリートの受入検査の実施

 東北地方の厳しい自然環境におけるコンクリートの長寿命化等には、コンクリート打設時の品質確保が重要です。
 東北技術事務所では東北地方整備局管内のコンクリート打設現場にて、監督職員と連携して生コンクリートの 受入検査を実施しており、コンクリート構造物の品質確保に向けた技術支援に取り組んでいます。

コンクリート受入検査の実施状況


 現場にてスランプ、空気量、塩化物含有量、単位水量について受入検査を行います。
 過去に不合格となったプラントがあれば、フォローアップ調査を行って改善状況を確認します。



コンクリート構造物の品質向上にむけて

 受入検査で不合格になる要因としては主に次のようなものがあります。

  •  1)骨材の切り替わり(貯蔵ビンとサイロ)と表面水補正のタイミングのズレ
  •  2)運搬によるロスが見込みどおりでない(運搬時間、待機時間が想定を外れている)
  •  3)混和剤(高性能AE減水剤、増粘剤等)の効果が発現するタイミングのズレ
  •  4)ドラム内に洗浄水が残っている可能性がある(残水)
  •  5)作業性を優先させ、加水した可能性がある


不合格となった理由を分析し、現場へフィードバックすることで、工事関係者の
品質確保技術の向上やコンクリートの品質向上に繋げます。



・コンクリート受入検査【概要】
・令和3年度 コンクリート受入検査結果