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令和2年12月18日
  
六地蔵
アマビエの像で有名な洞川院の境内に六地蔵がありました。 雪をかぶっています。
幼い頃に聞いた笠地蔵の伽噺を思い出しました。 笠地蔵の話は確か・・・
正月を迎えるお金を得るために 笠を編んでお爺さんが街に売りに出かけたものの 一つも売れずに帰る途中・・・ 雪をかぶった六地蔵を不憫に思い 雪を払って笠をかけてあげた。
でも笠は五つしか無くて・・・最後の地蔵には お爺さんが被っていた手ぬぐいをかけてあげた・・
その夜・・笠を被ったお地蔵さん達が米俵や財宝を届けてくれる・・ 家の外の音に気づいたお爺さんが扉を開けるとお地蔵さん達の後ろ姿が・・・
笠をかぶった五人のお地蔵さんと 頬被りした最後のお地蔵さんに気づき、 あっあの昼間、笠をかけてあげたお地蔵さんだ・・・ と気づく・・・こんな話でした。

しまった・・鳴太郎も笠をかけてあげていれば・・・・ ちょっと悔やんだ鳴太郎でした。