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平成30年4月24日
大谷川の水位計
 皆さん「水位計」をご存じですか?
 読んで字のごとく、川の水位を測る機械です。
 大谷川で大きな出水が有り、川の中に取り付けていた水位計が流されて使用不能となったため、昨年度に新しく水位計を設置し、4月24日から本格的に川の水位の観測を再開しています。
 水位計で測った川の水位データは、電気信号に変換され、テレメータと呼ばれる無線装置を通じてダム管理所側に送られ、更に水位データに変換されてリアルタイムで川の水位を知ることができます。
 川の水位を測ることで、その川でどれくらい水の量(流量)が流れているか知ることができます。その方法として、事前に川の水位と流速を何度も測って、水位と流速の関係から流量を算出する算定式を導き出し、 その水位に見合った流量を算出します。
 鳴子ダムでは、大谷川水位観測所の他に、ダム上流の江合川水位を測っている「轟(とどろき)水位観測所」やダム下流の江合川の水位を測っている「末沢(すえざわ)水位観測所」を設置し、 各地点の川の水位を測っています。もちろん、ダムの貯水位も測ってダムに流入する流量を算出しています。
 鳴子ダム管理所で測っている水位情報やダム情報、雨量情報などの他に、国土交通省や各都道府県で観測している全国の河川やダムの情報なとがパソコンやスマートフォン、携帯電話から見られる「川の防災情報」のサイトを紹介します。
  [1]PC版          http://www.river.go.jp/
  [2]スマートフォン版   http://www.river.go.jp/s/
  [3]携帯版         http://i.river.go.jp/

 今度このサイトを利用して、全国にいるカッパの友達が住んでいる川の情報をゲットしようと思う鳴太郎でした!
大谷川に設置された水位計。
川の流れが安定している場所に設置します。
大谷川の水位データをダム管理所に送信するテレメータ局舎。