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平成30年8月22日
「亀岩」
 今年の夏の鳴子ダムは、渇水になり貯水位がかなり低下しましたが、8月5日の停滞前線性降雨により一気に回復、その後も台風による降雨で再び上昇したりなど貯水位の上下変化がかなりある年となっています。
 貯水位が低下すると、ダムの湖岸は植生がない裸地が多く見られるようになっています。
 鳴子ダムは、もともとV字谷地形に造られ、ダムより上流部もあまり幅の広くない谷地形となっており、両岸が急峻な地形となっています。
 ダム湖の湖岸は、岩盤になっている箇所や火山性堆積物がむき出しになっている箇所などいろんな形をした特徴的な湖岸となっている箇所も多く見られます。
 そのなかの一つとして、貯水位が低下したことによって顔を出す奇岩があります。それが「亀岩」と呼ばれている岩です。
  場所はダムサイトより約500m上流の東北電力(株)鳴子発電所の取水塔の直上流にあります。
  亀の頭のような岩が岩盤からつき出ていて、岩盤の割れ目がまるで甲羅のような模様となっています。「百聞は一見にしかず」でまずは写真をご覧ください。
  残念ですがこの「亀岩」も貯水池からでしか見られない奇岩のひとつです。

 今度、鳴美ちゃんを誘って一緒に見に行こうと思う鳴太郎でした。
どのあたりの岩でしょう?
頭をそろりと出しているように見えるかな…?
亀がこちらを正面から見ているように見えませんか?