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平成30年8月9日
大量の流木と生活ゴミ
 8月5日~6日にかけて停滞前線の影響で大量の雨が降りました。
 それまでの鳴子ダムは、少雨とかんがい用水の補給などにより貯水位が低下し、渇水状況となり、7月30日には渇水対策支部を立ち上げ、今後の水の利用について、関係機関と調整を行っていたところでした。
 それが一転し、ダム流域に220ミリ以上の雨が降り、ダムの流入量も完成から61年目で歴代5番目、近年10ヶ年では一番大きい出水となりました。
 この出水により大量の流木がダムに貯まりました。ダムから約3.5km上流に長さ約800mに渡り湖面全体に流木が貯まっています。
 流木はこのまま放置すると、ダムサイトまで流れてきて、ダムの放流設備や東北電力の水力発電設備の故障の原因となるとともに、船による貯水地の巡視の支障や景観にも影響します。
  よって流木対策としては除去する必要がありますので、今後除去作業を行う予定です。
  流木に混じって、冷蔵庫やタイヤ、ビン、カン、ペットボトル、プラスチック類、発泡スチロールなどの多くの生活ゴミも一緒に貯まっていました。この生活ゴミは流域に捨てられたものが、 今回の出水により流れ出たものです。いずれこれらの生活ゴミも撤去し、適切に処分する必要があります。

 「ゴミを捨てるのは絶対やめて下さい。」と強く訴えている鳴太郎と鳴美でした。
    
ドローンにて流木を撮影
木の幹や枝、ヨシの茎などが混じっていました
大量の流木は船の航行にも支障をきたします
美しい景観も台無しにします
冷蔵庫やプラスチック類や発泡スチロールも流れ着きました
タイヤ、ビン、カン、ペットボトルなども見られます