![]() |
みちづくりの部屋 |
その他にも・・・
道は日常の生活の快適さを求め、通行のしやすさや、渋滞の緩和など私達のニーズにあわせて広い範囲に広がり、繋がってきました。しかし、その全てが安全な土地というわけではありません。道路の路線を調査し、地盤や自然環境を把握しながら、工夫を凝らしより快適で安全な道路を造りあげています。
落石やがけ崩れから道路を守る
落石が予測される斜面では、浮石、転石を取り除き、斜面に固定する「落石予防工」や、斜面から道路に向かって落下してくる落石を、道路際あるいは道路上部で阻止するために設置する「落石防護工」を行い、道路の安全を守ります。
また、山間部など道路わきの斜面が大雨などにより表層が滑り落ちないよう、芝草などを植え根を張らせることで予防します。さらに地下水や浸透水を原因とした地滑りがおきないように、水を取り除く「排水工」や、深い部分の岩盤まで杭を打ち込む杭工などが行われます。
暴雪から運転者を守る
地形や気象によって、風で運ばれた雪が道路上に堆積してふきだまりをつくってしまう可能性があり、「防雪柵」や「防雪林」を路面に設けることで車の安全を守ります。また雪深い山間部では、スノーシェッドを造り、雪崩が発生した際に道路を越えて落下するようにします。
遮音壁
交通量が多く、また民家と密接した道路では、車の走行による騒音を減らす「遮音壁」を設けます。種類も様々ですが、地域の環境や状況を見ながら設置します。
|
![]() |