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胆沢川の尽きることのない営力により形成された胆沢扇状地は、我が国最大級の扇状地として全国に知られています。
ここでは、石器時代や古墳時代の遺跡が数多く発見されるなど、古くから人々の生活の場として栄えてきたことが確認されています。また、散居集落に見られるような特徴ある風土を育んできました。そして現在でも東北有数の穀倉地帯として、また岩手県南の経済・文化の中心域として発展しています。一方、扇状地上流域にはブナの原生林を主体とした広大で豊かな自然が残されています。
胆沢扇状地の扇の要に位置する胆沢ダムの建設にあたっては、人々の生活と豊かな自然との調和をしっかりと意識していく必要があります。 |
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※扇状地
急峻な山あいから土砂を運んできた川が平野部で一気に開け、そこに土砂が扇状に堆積してできた地形。 |
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