このような洪水を軽減し、流域の人々が安心して暮らせるよう、月山ダムは、上流部に降った雨を一時的にダムに貯め、河川の流量を調節しています。
赤川の治水対策は、100年に1回程度の規模の大雨が降った場合を想定して、月山ダムや荒沢ダム等、上流にあるダムで一時的に貯め込み、少しずつ流すとともに、下流では、その洪水流量を安全に流下させるために河道整備を行うこととしています。 月山ダムでは計画高水流量2,900立方メートル/sのち1,900立方メートル/sの調節を行うこととしています。
しかし、赤川下流の河川整備の現状は、一部の区間で計画規模の洪水流量を安全に流下させるまで整備が進んでおらず、河道整備が完了するまでには今しばらくの年月を要します。
そこで、月山ダムでは、このような河道整備の状況を踏まえ、できる限り下流の被害を軽減させるため、ダムの効果を最大限発揮するように、当面、暫定操作を行うことにしています。