栗子峠の歴史 -平成-

■ 東北中央自動車道 福島~米沢間の整備

 現在、四代目の栗子道路にあたる「東北中央自動車道・福島~米沢間」の整備が現在勧められている。工事が進む東北中央自動車道
 東北中央自動車道は、福島県相馬市を起点とし、福島、米沢、山形などを経由して秋田県横手市に至る延長約270キロメートルの高速自動車国道である。
 また、福島、山形、秋田の三県の主要都市を結ぶとともに、常磐自動車道、東北縦貫自動車道、山形自動車道、秋田自動車道と接続することから、高速交通体系のネットワークを構築し、福島~山形両県の交流・連携のみならず、東北地方と首都圏域との物流を担う重要な路線として整備が期待されている。
 しかし、福島~米沢間の区間は峠の標高が高く、雪の影響を受けやすい地域となっている。このため、福島~米沢間の調査にあたっては「栗子トンネル技術検討委員会」を設置し、より信頼性の高い、雪に強い高速道路をめざした検討が進められた。
 その結果、県境を通過するメイントンネルに、8.9キロメートルの長大トンネルを採用することとした。この結果、福島・山形両県側坑口の標高を約100メートル下げることになり、峠部の雪などの厳しい気象条件を克服し「より信頼性の高い雪に強い道路」の実現が可能になる。

広域ネットワークを形成する高規格道路の整備