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洪水を防ぐための工事と施設 > 河川に関する主な事業
立谷沢川合流地点改修事業
 最上川左支川立谷沢川は、砂礫の多い川で、最上川との合流点付近では、豪雨のたびに立谷沢川からたくさんの土砂が流出してきました。その蓄積した土砂が最上川の流れをふさいでしまい、すぐ下流の庄内町清川地区は、洪水の被害に見舞われる危険が高いところとなっています。そこで、治水の安全度を大きく向上させるため、立谷沢川合流点改修事業として、次の工事を実地しました。
1.合流地点の掘削(スムーズな流れをつくります)
2.床止工工事(土砂を防ぎ、魚道等の整備で魚の生活を守ります)
 ※床止工…川底の高さを維持するために設けられる構造物

 ここ清川地区は、その昔、最上川舟運の船着場として栄えていました。そのため、護岸工事を実地する際には、舟運が栄えた当時を思わせる「かわみなと」の復元を意識した護岸工事が行われました。また、そこで子供たちが川での自然体験を学べる場となるよう、平成9年に「水辺の楽校」に認定され、運営委員会が設立されました。草相撲やススキの迷路づくり、釣り場やヤナ場を作ったり、川の生物の観察など体験を通して川に親しんでもらおうと、さまざまな活動が展開されています。
さらには地域活性化を目的に「清川地区かわまちづくり」事業が平成26年10月19日に竣工しました。


現在の立谷沢川(平成27年撮影)



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