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最上川文化館 > 伝統的な漁法
カマスあげ漁
  この漁も「氷あげ」漁と同じように、冬になり水温が下がると、魚がよどみの暗いところに集まるという習性を利用したものです。秋のうちに、深さ一・五m〜二mぐらいのよどみに、丸太とスダレなどを使って一辺が三mほどの四角いかくれがを作っておきます。そして冬に、一方に開けておいた入り口をふさぎ、中に入っている小魚をたも網ですくうのです。しかしナマズが冬のねぐらにしようものなら、小魚はすべて逃げてしまい、「カマス」はもぬけの空で、せっかくの苦労も水の泡となってしまいます。この漁も「氷あげ」漁と同じように、今は禁止されています。

イメージ:カマスあげ漁

資料提供:本合海エコロジー

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