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最上川文化館 > 伝統的な漁法
アユの鵜縄漁と棒たたき漁
  アユの天敵は鵜やサギなどの水鳥です。カモなどの鳥の羽をいっぱいつけた縄を川幅いっぱいに張り、両岸で引いたりもどしたりしながら、アユを下流の方から上流に張った「刺し網」まで追い込んでつかまえるのが、「鵜縄」漁です。また鵜縄のかわりに、長い棒で水面をたたき、アユを追い込むのが「棒たたき」漁です。これらの漁は捕れすぎるため、今では禁止されています。冷凍庫などがまだないころ、捕れたアユは、はらわたを取ってから串刺しにし、炭火で焼いたあと、「ベンケイ」(源義経の家来、武蔵坊弁慶が最期のときに、体中に弓矢をうけて死んだ姿に似ていることから、この名がついたといわれる)に刺してとっておき、冬の保存食としてめん類の「ダシ」や「雑煮餅」などの料理に使われました。

イメージ:アユの鵜縄漁と棒たたき漁

資料提供:本合海エコロジー

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