縦113p、横335pの六曲一双の屏風。かつて松川と呼ばれた置賜地方の、最上川舟運の様子が精細に描かれています。糠野目から新戸(荒砥、白鷹町)、正部から左沢までが描かれ、船着場の様子や小鵜飼船、上流では浅瀬や岩礁が多く、川面が白く波立っているのが分かります。(宮坂考古館所蔵)