トップページ > 道路行政の評価 道路政策・事業の評価 > 事後評価インデックス > 一般国道7号 三川バイパス全線開通による整備効果(第2報) > 所要時間の短縮
 一般国道7号 三川バイパス全線開通による整備効果(第2報) 事後評価


(3)所要時間の短縮
 朝の渋滞時に福岡交差点〜鶴岡市役所までの最大所要時間が19分短縮

三川バイパスの開通により、朝の混雑時の福岡交差点から鶴岡市役所までの平均所要時間は23分から15分へ、8分(約35%)短縮されました。特に、最大所要時間は35分から16分(約54%)へ、19分の短縮となりました。また、最大所要時間と最小所要時間の差が16分から2分に縮小し、走行が安定し、定時性が確保されました。

特に渋滞の激しい、国道7号現道の朝8時台上り方向(酒田→鶴岡)では、蛾眉橋の手前で11km/hにまで低下していた旅行速度が、バイパス開通後は34km/hにまで改善しています。



【福岡交差点〜鶴岡市役所間の所要時間の変化】 
福岡交差点〜鶴岡市役所間の所要時間の変化

  福岡交差点〜鶴岡市役所間の所要時間の変化

 
【国道7号現道における8時台区間平均旅行速度】
<上り方向>
国道7号現道における8時台区間平均旅行速度
   


 国道7現道を走る路線バスが全32便中21便で所要時間短縮

国道7号現道を走る文下口〜福岡間の路線バスの所要時間を見ると、三川バイパス開通により、全32便(16往復)のうち2/3にあたる21便(往路11、復路10)で時間短縮が実現しています。

鶴岡発便では、20分以上かかっていた17時台で7〜10分改善されており、酒田発便では、7時台及び9時台で10分、15時台で9分改善されています。

バス利用者の意見をみると、バスの到着時刻が「正確になった」が約2割、「やや正確になった」が5割であり、約7割の人が定時性が向上したと感じています。

また、「バス待ちのイライラが減った」、「目的地への延着が減って助かっている」など、バスの定時性の向上を実感しています。

バスドライバーの意見をみると、「ほぼ時刻表どおりの運行が可能となった」が20%、「まだ遅れが発生しているがかなり良くなった」が78%であり、98%のドライバーが運行状況が改善したと感じています。

また、バス運転時の変化(複数回答)については、「交通量が減って楽になった」が約6割、「渋滞が減って楽になった」が約3割、「沿道の出入り車が気にならなくなった」が24%となっています。


   
【路線バスの所要時間の変化(三川バイパス開通前後比較)】
路線バスの所要時間の変化(三川バイパス開通前後比較)
   
【路線バスの便別所要時間 国道7号現道区間(文下口〜福岡)】
<南センター発 住路(下り) 文下口→福岡>
南センター発 住路(下り) 文下口→福岡
<酒田営業所発 復路(上り) 福岡→文下口>
酒田営業所発 復路(上り) 福岡→文下口
 
【住民の意見】
<バスの到着時刻>
 
バスの到着時刻 バス利用者の声
   
【路線バス運転手の意見】
<国道7号現道のバス運行状況> <国道7号現道の運転について(複数回答)>
国道7号現道のバス運行状況 国道7号現道の運転について(複数回答)
   



もどる


All Rights Reserved, Copyright (C) 2005, 酒田河川国道事務所