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 一般国道7号 三川バイパス全線開通による整備効果(第2報) 事後評価


(1)交通量の変化
 三川バイパスの日交通量は1万5千台、南北交通の3割を分担

開通した三川バイパスの交通量は開通直後の約1万5千台/日から、開通1ヶ月後も約1万5千台/日で推移し、安定した交通量となっています。

バイパスへの交通転換により、国道7号現道の交通量は、22,960台/日から14,514台/日へと37%減少し、大型車交通量は3,375台/日から1,573台/日へと53%減少し、良好な道路環境が形成されています。

山形自動車道、国道112号を除いた鶴岡市〜酒田市間の交通を担う他の路線においても同様に、総交通量が大型車交通量とともに大幅に減少しています。

鶴岡市〜酒田市間における路線別の交通分担をみると、三川バイパス開通前には国道7号現道が47%、(主)酒田鶴岡線が20%であったのに対し、開通後は三川バイパスが31%、7号現道が31%となっており、三川バイパスと国道7号現道で62%を分担しています。


   
【断面における路線別交通量の変化】 【断面位置図】
断面における路線別交通量の変化 断面位置図
 
【断面における路線別交通分担率の変化】  
断面における路線別交通分担率の変化 断面における路線別交通分担率の変化


 観光レジャー・買物、業務を目的とする地域住民の約半数が三川バイパスへルートを変更 

住民アンケートの結果、三川バイパス開通後の利用ルートの変化を見ると、41%の人が開通後は三川バイパスを利用しています。

運行目的別に三川バイパスへのルート変更状況をみると、観光レジャー・買物、業務を目的とする人の約半数は三川バイパスを利用するようになっています。

通勤・通学や通院・介護福祉を目的とする人においても、2〜3割が三川バイパスを利用するようになっています。

三川バイパスにルート変更した人が開通前に利用していた路線をみると、国道7号現道が84%と圧倒的な割合を占め、(主)酒田鶴岡線が8%で両路線で9割を越える状況となっています。

運行目的別にみても、開通前は国道7号現道を利用していた人が卓越しており、79〜88%を占めています。


   
【運行目的別にみた三川バイパスへのルート変更割合(住民アンケート)】
運行目的別にみた三川バイパスへのルート変更割合(住民アンケート)
   
【三川バイパスへルート変更した人の開通前の利用路線(住民アンケート)】
三川バイパスへルート変更した人の開通前の利用路線(住民アンケート)



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