記者発表資料 |
平成19年06月21日 |
福島河川国道事務所 |
6月22日から荒川(福島市)の洪水予報・水防警報を新たに発表します。 地域住民の的確で安全な避難と生活のために!
〜これからの梅雨や台風時期による大雨に備えて〜 |
福島河川国道事務所と福島地方気象台では、自治体や地域住民が洪水の状況を的確に受け止め、判断し、避難行動等に役立てられるように、6月22日から新たに荒川の洪水予報を発表していきます。
また、福島河川国道事務所では、荒川沿川地域を洪水から守るため水防活動の実施の目安となる水防警報を、同じく6月22日から新たに発表します。 |
【洪水予報・水防警報のポイント】
1.「洪水予報」について【参考 1】【参考 2】【参考 3】 「洪水予報」は、洪水により国民経済上重大又は相当な損害が生じる恐れがある河川について、国土交通大臣又は都道府県知事と気象庁長官が共同して洪水予報を行い、報道機関を通じて住民等へ発表するものです。 今回、荒川の洪水予報では、福島市内の阿武隈川合流点から地蔵原えん堤(福島市佐原地内、荒井地内)までの延長13.0km区間を対象に、八木田水位観測所の水位を基準とした「洪水のはん濫」に関する「注意」「警戒」「危険」「発生」の情報を発表します。 2.「水防警報」について 川が大雨により増水した場合に、堤防の状態を見回りします。そして、堤防などに危険なところが見つかれば、壊れないように土のうを積んだり、シートを設置するなどして堤防を守ります。このような洪水被害を未然に防止、軽減する活動を「水防活動」といいます。 「水防警報」は、この「水防活動」の目安として「待機」「準備」「出動」といった警報を水防活動を行う目安として、市町村や水防団に向けて発表します。 3.わかりやすい情報の提供をめざして【別添パンフレット】 さる4月19日から洪水予報の発表形式を見直し、@洪水時の危険度に応じ河川水位を「レベル化」、A自治体で避難勧告などの発令を判断する目安となる「避難判断水位」を設定しています。 4.忘れていませんか?荒川の洪水被害について【参考 4】 荒川は、名前のとおり「暴れ川」として古くから恐れられ、水防林や霞堤といった対策が行われ、今の流れに固定化され地域が発展していますが、近年においても大きな洪水被害が発生しています。 もっとも最近では、平成10年9月の台風5号の接近に伴う大雨により、福島市上名倉地区の日ノ倉橋付近で荒川の堤防が決壊し、洪水のはん濫が発生しています。 これに伴い、負傷者が4名、一部破損37棟や床上・床下浸水が77棟、また佐倉西工業団地での浸水など大きな被害が生じました。 荒川の洪水予報では、平成16年の新潟・福島豪雨に代表される豪雨災害に備えて、住民避難が的確に行えるように情報提供を行います。 |
問い合わせ先 |
国土交通省 福島河川国道事務所(TEL:024-546-4331) 調査第一課長 二瓶 昭弘(内線:351) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 気象庁 福島地方気象台(TEL:024-534-0321) 防災業務課長 吉田 明博 |