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岩手山の火山活動について |
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■岩手山の噴火想定 |
▲岩手山 山頂付近
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岩手山は、多くの火山が噴火をくり返して今の山体を作っている複合火山です。
大きくわけて東側(薬師岳)と西側(黒倉山、姥倉山、三ツ石山)とにわけられます。
この東側と西側では、噴火のしかたがちがっていて、近年東側では「マグマ噴火」、西側では、
「水蒸気爆発」が発生しています。
<東側 マグマ噴火>
その呼び名のとおり、地下のマグマが地表にふき出す噴火のことです。
マグマだまりからマグマがあがっていき岩石の弱い部分をこわしてマグマの通り道を作りながら、
どんどん上にあがっていきます。そして、最後には火口からふき出します。
<西側 水蒸気爆発>
地面の中にたまった水蒸気などが、地面を吹きとばし爆発する噴火を「水蒸気爆発」といいます。
熱いマグマが地下から上がってくると、地面にしみこんだ雨などが熱せられ、水蒸気になって
火山の中にたまります。水蒸気がいっぱいになると、爆発して山の一部をふきとばします。 |
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