平成16年度 東北地方整備局事業評価監視委員会
(第2回)について
 
 平成16年10月29日に行なわれた、平成16年度東北地方整備局事業評価監視委員会の審議結果についてお知らせします。
 
【開催概要】
 ・開催日時 平成16年10月29日(金) 13:00〜17:00
 
 ・場  所 「メルパルク仙台」2階 松島の間
 
 ・出席者
   委   員:佐々木委員、首藤委員、鈴木委員、須田委員、津嶋委員、藤田委員
         三浦委員、森杉委員、由井委員
   地方整備局:局長、副局長、総務部長、企画部長、建政部長、河川部長、
         道路部長、港湾空港部長、営繕部長、用地部長
 
 ・委員会内容次第配席図出席者名簿位置図 
   1.議 事 
    (1)再評価対象事業の説明・審議                
      河川事業
@阿武隈川下流直轄河川改修事業(岩沼地区)【資料】
A鳴瀬川直轄河川改修事業(下志田地区)【資料】
B雄物川下流直轄河川改修事業(椿川地区)【資料】
C北上川上流直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)【資料】
D北上川下流直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)【資料】
E岩木川直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)【資料】
 
    (2)事後評価対象事業の説明・審議
      河川事業
@阿武隈川下流直轄河川改修事業(鳩原地区)【資料】
A阿武隈川下流五間堀川分水路建設事業【資料】
BJR東北本線名取川鉄道橋改築事業【資料】
C阿武隈川上流直轄河川環境整備事業(水環境整備事業)【資料】
 
    (3)次回審議対象事業の紹介(道路事業)
 
   2.その他
 
   3.閉 会
 
【審議結果】
  東北地方整備局事業評価監視委員会は、平成16年度第2回委員会を平成16年  10月29日(金)メルパルク仙台において開催し、事業実施者(東北地方整備局) から再評価対象事業及び事後評価対象事業の関係資料の提出と対応方針の説明を受け、 審議を行った。
  審議結果は次のとおりである。
 
1.再評価について
 (1)審議結果
@阿武隈川下流直轄河川改修事業(岩沼地区)
A鳴瀬川直轄河川改修事業(下志田地区)
B雄物川下流直轄河川改修事業(椿川地区)
C北上川上流直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)
D北上川下流直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)
E岩木川直轄河川環境整備事業(河川利用推進事業)
 
以上、6事業について、対応方針(原案)どおり「事業継続」が妥当である。
また、雄物川下流直轄河川改修事業(椿川地区)については、残された事業が用地先行取得の償還のみであり、一連の整備効果は発現していることから「今回の審議をもって事後評価も実施したこととし、改善措置及び今後の事後評価の実施の必要性はない」との対応方針(原案)は妥当である。
 
 (2)なお、今後の再評価にあたって以下の意見があった。
1)河川環境整備事業については、国が負担していない維持管理費用についても総費用に含める方法を今後検討すること。
 
 (3)また、以下の意見があった。
1)河川事業の実施による治水安全度の変化について、外水・内水に分けて、関係機関や住民等に分かりやすく説明するよう努めること。(外水対策の実施により内水対策も行われたかのような誤解を招かないように努めること。)
2)河川の堤防整備事業は、堤防の後背地の土地利用や都市計画にも関係することから、地元地方公共団体等との情報交換等にさらに努めること。
3)河川堤防の流水に対する安全度の評価方法について、さらに研究を進めること。また、評価精度をさらに高めるため、堤防の築造状態を適切に把握するように努めること。
4)河川環境整備事業については、十分な利用が図られていない箇所も見られており、申請した地元地方公共団体等とよく連絡を取り、その要因をしっかり分析し積極的な利用促進に努めること。
 
2.事後評価について
 (1)審議結果
@阿武隈川下流直轄河川改修事業(鳩原地区)
A阿武隈川下流五間堀川分水路建設事業
BJR東北本線名取川鉄道橋改築事業
 
以上、3事業について、「改善措置及び今後の事後評価の実施の必要性はない」との対応方針(原案)は妥当である。
 
C阿武隈川上流直轄河川環境整備事業(水環境整備事業)について、関連の市事業が完了していないため、「効果の発現が十分でないため、改めて(関連の市事業が完了した時期に併せて)事後評価を実施する」との対応方針(原案)は妥当である。
 
 (2)なお、以下の意見があった。
1)阿武隈川上流直轄河川環境整備事業(水環境整備事業)について、早期効果発現の観点から、関連する事業者である郡山市との連携をさらに図ること。