舟運可能性調査の状況

 江戸初期から明治中頃にかけ、盛岡から東京の間では、地域の産業や文化の発展のため、舟運の振興に力を入れ、河川、運河、港の整備を積極的に進めてきました。その結果 、盛岡(北上川)〜東 京(江戸川)の間は、約780kmの川で結ばれた水の道が誕生することとなりました。
 「東日本水回廊構想」は、この歴史的背景を踏まえ、日本一長い「水の道」を「地域連携軸」として現代に蘇らせようと、水の道を軸として人と人、地域と地域、流域と流域が交流することにより新しい河川文化が創造され、流域を越えた広域的な地域連携・地域交流をもとに新しい川づくり・まちづくりを目指す「河川版地域連携軸」の構築を図るものです。

これまでの流れ

H8.12
東日本水回廊計画 第一回東北地方検討会を開催
H9.4
NPO法人「北上川流域連携交流会」が舟運可能性調査を開始
H9.8
東日本水回廊構想を雑誌「河川」に発表
H9.11
東日本水回廊シンポジウムを開催
H10.10
ワークショップ「河話(かわ)交流会」東日本水回廊編を開催
H11.11
市民団体などからなる「東日本水回廊構想舟運可能性調査会」 が東日本水回廊構想検討会を開催
H12.10
北上川舟運復活フォーラムにより「ひらた舟」を浮かべる

活 動 内 容

・ 市民団体などと河川行政、県、沿川市町村の連携・交流により、舟運可能性調査を平成9年4月から延べ十数回、多くの参加者により実施し、平成11年6月には江戸川河口の東京ディズニーランドに到着しています。
・ 岩手県の川崎村では「全国Eボート大会」を開催し、全国各地からの参加者による交流をし徐々に波紋を広げています。

阿武隈川下流水回廊構想

○東日本水回廊構想の一環として、阿武隈川を軸とした地域連携や交流を推進し、阿武隈川の特性をいかしたうるおいのある地域づくりを推進しようとするものです。
○具体的には、水辺拠点の形成、阿武隈川の育んだ歴史をいかした地域づくりの推進などをおこなっていきます。

問い合わせ先 仙台工事事務所 工務第一課 022-248-4131  

岩沼交流拠点での地域づくりの取組み

学水館あぶくま
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阿武隈川に関する資料が豊富に展示してあります。
 ・自然観察会などの各種イベントを開催しています。
 ・川に係る地域の方との活動の場として利用できます。
 ・阿武隈川の探索の基地として利用できます。

問い合わせ先  仙台工事事務所 調査第一課022-248-4131

 

岩沼交流拠点
(テーマ:知水学習の発信