日本の豪雪地帯は、24道府県の532市町村にわたり、国土面積の51%を占め、総人口の16%が居住しています。私達の住む東北地方の多くは世界有数の豪雪地帯であり、雪と共に暮らして来ました。
雪国においては、雪を克服するための、道路の除排雪、消雪施設や流雪溝の整備などが行われ、地域づくりに雪国の豊かな自然を活かしたり利用したりする試みが展開されています。
また、「国土形成計画」では、豪雪地帯においては、雪に強い地域づくりのための克雪対策を充実し、雪や文化を活用した産業振興と地域活性化等を図るとともに、雪国の特性を活かして海外をも含めた交流と連携を促進することを提唱しています。
ゆきみらいでは、国・地方公共団体・企業・NPO・市民団体等により、克雪・利雪技術の課題や研究、雪に強い街づくり、雪国の自然環境・歴史・文化の継承など、ハード、ソフト両面にわたる様々な取り組みに対する意見交換や情報交換、ならびに全国へ雪国の情報発信を行うことにより、雪国の未来を展望し、地域の活性化を図ることを目的として開催します。
過酷な冬期環境で培った、東北の防災力と除雪技術力を弱体化させることなく、後世へ伝承していく。また、雪国ならではの美しさ・魅力の再確認と、それを核とした観光情報の発信と潜在資源を発掘し、地域の再生・活性化を目指し、下記をテーマにしました。
『本州最寒地 雪国の絆 おでんせ盛岡』
ゆきみらいは、北海道、北陸、東北でリレー開催しており、開催地の県・市と共同で実施しております。
これまで個別開催していたシンポジウム、研究発表会、見本市、除雪機械展示・実演会の4つの行事を一本化し、昭和63年度から同時開催としました。今回で31回目を迎え、東北地方での開催は10回目となります。