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最上川舟下りでガイドを勤める船頭さん
 最上川の四季、お客さんとの出会い、日々の自然の動きをとらえ、1日1句、一年間で365句を詠んだ最上川の俳句集です。

さざ波や 客にほほ笑む 別れ雪
(3月28日 去りゆく冬を惜しむようななごり雪に、お客さんは大変な喜びようだ)

うぐいすや 客の着物の すそ乱る
(5月25日 和服姿のおしゃれグループ。うぐいすの澄んだ声に思わず着物を着ていることを忘れる)

秋帆風 初白波の 乱しぶき
(9月27日 今秋はじめて白波が立つ程の強い風。船頭も客の安全を第一に慎重な舟さばき)


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