堰の下流域、庄内平野は水田が一面に広がり、庄内米が豊かに実ります。最上川さみだれ大堰は、ここより上流にある「最上川取水口」と「草薙頭首工」からの取水を確保し、下流に安定した水を供給すると共に、最上川の川床安定のために活躍しています。
最上川さみだれ大堰は、全長209.5mのゴム堰です。下流の護岸には、自然景観や親水を考慮した多自然工法がなされ、また、川に住む魚類のために、堰が立ち上がった状態でも魚が通れるようにと、両岸に魚道がつけられています。ここを魚がのぼる様子を、管理施設の地下に設置された「フィッシュギャラリー」で、一般の方でも気軽にみることができます。
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