過去の作品
第20回(令和3年度)高校生「橋梁模型」作品発表会

応募作品No.20
作品名:青雲橋
学校名:秋田県立能代科学技術高等学校 建設科



[製作者]
大越 豪人(3年)  奥村 音琉(3年)  齋藤 麗慈(3年)  菅野 優心(3年)


審査員長の講評

 秋田県立能代科学技術高等学校の作品、「青雲橋」です。
 こちらはPC吊り床板とトラスを見事に表現した作品となっておりまして、傾斜のついた吊り床板の支柱受け、ここにかぶせ部材がきれいにはめ込まれているという点が、製作で苦労したものと感じさせられます。  また、川の流れもきれいに表現できているという評価もありました。
 橋梁としての再現性が高いとか、下ケーブルの定着構造の再現性がすばらしいとの評価もありました。


作品の種類 所在地 橋長(m) 竣工(西暦)
実在する橋の模型 徳島県三好市山城町大川持 97.0mm 2004年
作品の元となる橋の概略(想像橋の場合は設定等)
徳島県の伊予川渓谷に架かるPC複合トラス橋で、橋長97m・幅員5mの橋である。作業スペースが限られた水面から50mの急峻な渓谷に架設されている。この形式で車両が通れるのは世界初となるそうです。また平成16年の国際コンクリート連合での最優秀賞を受賞した橋だそうです。
この橋を選んだきっかけ・動機など
学校統合に伴い引っ越し・作業スペースの確保など製作時間が限られ、製作可能な橋を探しました。渓谷にオレンジ色の口を大きく開けたように見える景観がユニークで国際的な賞も受賞しており、地域の暮らしを支えるシンボル的な存在となっていることを知り、製作することにしました。
作品の実寸
長さ 奥行 重量 高さ 平面積
139cm 22cm 5.152kg 47cm 3058㎠
作品の材料(使用した主な材料を記載)
塩ビ版・プラ棒・発泡スチロール・小石
作品制作の工夫点、苦労した点など
pc鋼線に見立てた竹ひごを橋台の穴に通すのに苦労した。
床版・吊床版共に支柱受けが傾いた形状で製作が難しかった。

ホームページ作品発表会の開催にあたり、参加校からたくさんの写真、模型製作プレゼン資料等を提出していただきました。
ご協力ありがとうございました。
(提出のありました写真につきましては、1模型あたり5枚程度の掲載に調整しておりますので、ご了承願います。)