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橋梁点検による予防保全
 我が国の道路構造物は、高度成長期における集中的な整備を経て順次社会資本として蓄積されてきました。今後、これらの補修や更新を行う必要性が急激に高まってきています。国・地方公共団体とも厳しい財政状況に ある中、いかに的確に対応するかが重要な課題となっています。
 道路橋においても、今後、高齢化が一斉に進むことより、事故や大規模な補修に至る前に対策を実施することで、橋梁の長寿命化と補修・架け替え費用の縮減や、重要な道路網の安全性・信頼性の確保が必要となっています。


橋梁の年齢構成

 建設後50年を経過した橋梁の割合は、現在30%であるのに対し、10年後には約49%、20年後には約63%となります。




東北技術事務所の取組み

 東北地方整備局が管理する道路橋は令和4年3月現在で4,428橋あります。
 東北技術事務所では、橋梁の損傷を早期に発見するため、管理する橋梁について供用開始後2年以内の初回点検及び5年以内毎の定期点検を行うとともに、点検に関する技術支援を行っております。 また、地方公共団体が管理する橋梁についても点検に関する技術支援を行っております。


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予防保全を行うことで橋梁の長寿命化が図られ、ライフサイクルコストの縮減や維持管理費の平準化を実現することができます。

橋梁点検

   
 橋梁の定期点検は、平成25年度に法令化されて定期的に橋梁点検を実施することと定められています。現地の状況や道路交通量などを踏まえ安全に点検をできる方法で実施します。

          
 【1】橋梁点検
    (1)地上点検
       主に桁下より地上までの高さが低い場合に直接目視、脚立及び梯子を使い
      実施します。
    (2)橋梁点検車
      ・【歩廊式】
        歩廊式点検車とは、橋下面に近接するための歩廊(可動式の廊下)を持った
       特殊車両です。橋の下面を面的に点検する方法です。
       
      ・【バケット式】
        バケット式点検車とは、橋下面に近接するためのバケット(可動式のゴンド
       ラ)を持った特殊車両です。 バケットは伸縮する長いアームに取り付けられて
       いるため、様々な型式の橋梁を点検する方法です。

    (3)ロープ高所作業
       ロープ高所作業点検とは、ロッククライミングのようにロープによる昇降を
      用いて近づき、橋を点検する方法です。梯子点検や橋梁点検車で点検できない
      橋の場所(高い橋脚の中間部分等)に適用されます。
        ロープ高所作業概要[PDF]

    (4)足場工
       足場工は、橋梁点検車が使用できない箇所に適用されます。