去る10月4日、東北町民文化センターで「防災座談会in 小川原湖」が開催されました。高瀬川流域では、昭和33年9月26日の台風22号により、東北町旭・栄沼地区など小川原湖と流入河川周辺の低平地が浸水し、床上床下浸水2,801戸、死傷者20名の水害に襲われました。
平成20年はその洪水発生から50年の節目の年ですが、これまでに高瀬川放水路や湖岸場の建設、流入河川の改修や排水機場が整備され、過去の大災害の記憶も風化しつつあります。
そのため、過去の水災を再認識し、防災について考えるための座談会が開かれ、町民ら約50人が当時を振り返り、災害対策について考えました。
座談会では当事務所長が写真や新聞記事を使って当時の状況を説明、続いて当事務所長を進行役に佐々木幹夫八戸工大教授、当時の被災者である東北町在住の蛯名寛治さん、竹内亮一東北町長が意見を述べました。
当時の悲惨だった状況、地球温暖化による気候変動で大雨になりやすい状況であるなど、活発な意見交換が行われました。
当事務所もこの防災座談会を機に、改めて災害の怖さを再認識し、これからも地域の方々の安全の確保に邁進していく所存です。
ご参加くださった方々、大変ありがとうございました。