7月20日(日)「みさわ小川原湖湖水まつり」が三沢市の小川原湖水浴場で、7月27日(日)「東北町湖水まつり」が東北町の小川原湖公園及びわかさぎ公園でそれぞれ開かれました。
 当事務所は以前から、両行事に後援として参加し、小川原湖の概要、特産、洪水と災害の歴史、当事務所が取り組んでいる治水事業、高瀬川水系河川整備基本方針・整備計画等をパネルにして展示してきました。近年は、河川愛護、環境重視といった当事務所の理念に反する不法投棄の現状もパネルとして展示し、観覧者の関心を引いていました。
 また、ナマズ、コイ、ウナギなど小川原湖に生息する魚類を紹介するミニ水族館は両会場とも大人気でした。旺盛な好奇心で魚たちを見入る姿を見て、「自然環境の大切さを教える生きた教材になった」と改めて、この催事の素晴らしさを感じました。
パネル展(三沢市)
 
水槽をのぞき込む姉弟
水族館は子供たちに大人気(東北町)
 
   
 
H20.8.29 水喰小学校(東北町赤川・・・乙供橋付近)
H20.9.10 上久保小学校(三沢市古間木川・・・三沢駅裏)
 

高瀬川水系水質汚濁対策連絡協議会では、高瀬川水系の小中学生を対象にした、「水生生物による水質の簡易調査」を実施しています。
  「水生生物による水質の簡易調査」は、河川に生息し肉眼で見ることが出来る様々な水生生物を採取し、水質の指標となる生物の生息状況から河川の水質(汚れ具合)を判断するもので、身近な河川の水質状況を知ってもらうことにより、水質改善の必要性や河川愛護の重要性を認識してもらうことを目的としています。
  今年度は、2校を対象に行い、川の汚れをチェックしました。子供たちは当職員の指導を受けながら、川の流速を調べた後、水質の指標となるPHや生物化学的酸素要求量などを試薬で調べました。続いて、川に入り、水生生物を網を使って採取し、イトヨやタニシ、汚れた川にすむヒルを見つけては、一喜一憂していました。
 最後に、当事務所・田嶋の「皆さんが住んでいる近くの川を見てどう思いましたか?」の問いに「いろんな生き物がいてびっくりした」、「川がすごい汚れていた」との声が生徒から挙がり、本来の趣旨(河川愛護、水質改善の必要性)がメッセージとして子供たちに届いた様子でした。

 

水質を調べるため水生生物を探す子供たち