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砂防事業
立谷沢川濁沢池ノ台地区深層崩壊
平成23年5月22日頃、山形県東田川郡庄内町大字立谷沢川地内の立谷沢川支川濁沢川の右岸池ノ台地区において、大規模な深層崩壊が発生しました 。

深層崩壊と土砂流出の実態と特徴

  1.大規模な深層崩壊が発生
   
幅340m、崩壊斜面長250m、崩壊深70m、崩壊土砂量190万m³
  2.豪雪に伴う積雪の融雪水により発生
   
大量の崩落土砂が立谷沢合流点まで一気に流出
  3.到達距離が長い
   
流動性に富んだ土砂移動で斜面長470mの3.2倍も流下
  4.土砂ダムは形成されず
   
流動性が高く土砂閉塞なく湛水池未形成
  5.砂防堰堤の効果
   
110万m³の流出土砂を5号砂防堰堤まで全量捕捉

 

新庄河川事務所の緊急対策
  1.崩壊斜面直下の流路固定・侵食防止
   
緊急資材のコンクリートブロックを用いての護岸工の施工
  2.濁沢川における異常堆積土砂撤去
   
異常堆積から砂防堰堤の機能確保のため除石施工
  3.下流立谷沢川本川砂防堰堤の除石
   
さらに下流への土砂流出の捕捉を確実にするための除石施工
  4.被災施設の災害復旧
   
濁沢第4砂防堰堤の袖部の復旧工事
  5.「超遠隔」無人化施工の導入
   
崩壊斜面の拡大、残存土砂及び上流部土砂流出の安全確保
  6.監視体制の強化
   
下流土砂流出防止のためのセンサー及び監視カメラの増設

 

濁沢川全景
崩壊現場全景
濁沢川土砂堆積縦断図
レーザプロファイラによる崩壊前との比較

 

主要工事内容
●池ノ台地区深層崩壊対策:除石工、護岸工等
遠隔操作作業
 
遠隔操作によるブロック据付
遠隔操作作業   遠隔操作によるブロック据付
 
堆積土砂の有効活用
撤去した異常堆積土砂の一部は、皿島地区の堤防材料及び新庄古口道路の盛土材料として使用し、有効活用を図りました。
H23年に施工した護岸工
堆積土砂の撤去→堤防材料として活用
  H23年に完成した護岸工
 
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