東北地方における海外への玄関口である仙台空港や仙台塩釜港へ、東北地方の各都市から自動車専用道路を降りることなく到達できるようになり、今まで以上に利便性が向上します。
2001年9月〜10月にかけて開催される「21世紀みやぎ国体」のメイン会場、さらには2002年6月に開催される「FIFAワールドカップ」の会場となっている宮城スタジアム(グランディ21)への利便性も格段に向上され、これら大会を実施する上で不可欠な交通基盤と言えます。

仮に東北縦貫自動車道が通行止めになっても、環状道路全線開通後は一般道路に降りることなく円滑に迂回することができ、災害等に強い自動車専用道路網が構築されます。

東北縦貫道の通行止め状況(2000年)


自動車専用道路は急カーブ、急勾配の無い規格の高い構造で建設されており、また信号機による一時停止、路上駐車や飛び出しによる車線変更等の必要も無いことから、救急時の搬送においても安静な輸送が確保されます。
今回の開通により、3次救急医療施設のある仙台市中心部へ自動車専用道路のみで到達可能となる地域が大幅に拡大されます。