高機能舗装(排水性舗装)とは、通常のアスファルト舗装の表層・基層部分に隙間の多い透水性の舗装用アスファルト混合物を用いることにより、路面から雨水が速やかに排除されるようにしたものです。排水性舗装は、通常の舗装に比べて、施工時及び維持管理におけるコストや手間が増大する反面、ハイドロプレーニング現象)が低減される 夜間雨天時の視認性が向上する   車両走行時の騒音が低減される といった長所が挙げられます。特に排水性舗装が適用された高速道路では、交通事故発生率の著しい減少がみられています。

通常の舗装面 排水性舗装面





ハイドロプレーニング現象とは、雨天時等に高速走行中の自動車のタイヤが、路面とタイヤの間の水の膜の作用によって路面からすべり抵抗を受けなくなり、路面上を滑るような状態になる現象のことです。ハイドロプレーニング現象が発生すると、ブレーキが効かなくなるだけでなく、ハンドル操作が困難となり、事故を起しやすくなります。





出来上がった舗装が決められた通りの排水性能を持っているかどうかを実際に水をしみこませて確認しているところです。
筒に入れられた20cm分の水がまたたく間にしみこんでいきました。




仙台東部道路のような4車線以上の自動車専用道路等では、車線の上り下りを分けるために中央分離帯を設けることが定められています。中央分離帯の主な機能としては、対向車線へのはみ出しによる致命的な事故の防止 右折、横断、Uターンの防止による走行性および安全性の向上等が挙げられます。




区画線とは路面に描かれた線・記号のことです。




ランプとは、道路の立体交差部において高さの違う道路の間を結ぶ「連結道路」のことを指します。


戻る