建物用語集

事後保全(じごほぜん):
建築物の機能が故障停止または著しく低下してから修理、修繕を行うこと。故障の際の復旧に時間が掛かる弊害がある。

JIS(じす):
 日本工業規格。日本の建築資材の多くが、この規格を基に製造されている。

シックハウス症候群(しっくはうすしょうこうぐん):
 目がチカチカする、のどや鼻が痛む、目眩がするなどが代表的な症例。建材から放出されるホルムアルデヒド・VOC(揮発性有機化合物)が原因とされており、特に新築や改修直後の建物で起こりやすい。厚生労働省では、健康への有害な影響のない濃度の指針値を定めている。

JAS(じゃす):
 日本農林規格。建築資材では合板やフローリング材にJAS規格がある。

修繕(しゅうぜん):
 劣化した部位又は機器の性能・機能を、現状(初期の水準)又は実用上支障のない状態まで回復させること。

消火訓練(しょうかくんれん):
 防火対象物に設置してある消火設備等の位置、性能及び操作要領を習得するために行う訓練の事をいう。

仕様書(しようしょ):
 図面などと並ぶ、設計図書のひとつ。図面では表せない、性能や工法などを記載した図書。設計図書として、国土交通省営繕部で使っているのは、本になった「共通仕様書」、「標準仕様書」、図面用紙に書き込んだ「特記仕様書」がある。 施設完成後は、保全業務委託の仕様書などを使うことになる。

消防計画(しょうぼうけいかく):
 防火管理者が中心となって推進する防火管理業務を円滑に行うために、防火管理上必要な事項を基本計画として文書にまとめたものをいう。防火管理者が作成して消防長または消防署長へ届け出ることとなっている。

初期消火(しょきしょうか):
 出火後、燃え広がる前に行う消火活動。

死ぬ(しぬ):
 故障や不使用により、機能しなくなること。復旧することを、生き返らせるという。<機能は既に死んでいる。>

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