管理施設紹介

（1）管理棟
■1階　ロビー、車庫、トイレ
■2階　書庫、会議室
■3階　事務室、管理室
開放時間内はロビーで休むことができます。

（2）展示棟
ダムや河川、環境についての資料を多数展示、釜房ダムについて楽しく学べるスペースです。毎年、多くの方に利用されています。

（3）［放流施設］クレストゲート
■径間8m×長さ8.9m×4門(ワイヤーロープ式)
■放流能力225m3/sec（1門）　　900m3/sec（4門）
大洪水になる雨が降った場合に、コンジットゲートに加えて開ける水門です。

（4）［放流施設］コンジットゲート
■径間4.5m×長さ4.4m×3門(油圧式)
■放流能力320m3/sec（1門）　　960m3/sec（3門）
雨が降り続いた時、洪水になる前にこの水門を開けて水を下流に流し、ダムの水位を調節します。

（4）［放流施設］コンジット予備ゲート
■径間6.8m×長さ6.4m×1門
コンジットゲートの点検や修理の時に活躍する予備のゲートです。コンジットゲート口にフタをする形で使用します。

（5）［放流施設］放流バルブ
■直径1.2m、ハウエルバンガーバルブ×1門
■放流能力10m3/sec
ダムの水を下流に流して水位の調節を行う場合、最初に使用する放流設備です。

（6）［放流施設］ガントリ－クレーン
■捲揚能力60トン 2m/min
コンジット予備ゲートを格納台からコンジットゲート口まで移動するための設備です。

（7）［放流施設］副ダム
ダムの放流で河床が掘られるのを防ぎます。大切なサポート役を担うダムです。

（8）［流木処理設備］
■流木止施設
フロート付ネット長さ220mダム湖に流れてきた流木をここで処理します。流木は希望者への引き渡しも行っています。

（9）［取水設備］
■径間4m×長さ4.1m×4門(多段式)
ここからダムの水を放流管を通して放流バルブに流します。かんがい用水向けにダム上層の暖かい水だけを取水することもできます。

（10）［通信設備］無線局舎
仙台市にある東北地方整備局や仙台工事事務所、観測所やレーダー雨雪量局などと無線や有線などで結ばれています。

（11）［仙台市水道局取水設備］
取水された水は、仙台市水道局茂庭浄水場に送られています。

◆ダム放流制御装置・操作室
気象データ、ダムや河川の水位・水質を監視し、洪水の時には放流警報を作動させる放流操作を行う“ダムの司令塔”です。

◆監査廊
本体の中にあるトンネル通路(延べ約295 m)。中にあるコンジットゲート室などに通じており、ゲートの点検等に活用されています。

管理施設概要表

設備		規格	数量	概要
放 流 設 備	クレストゲート	径問(m)×高さ(m) 8.0×8.9	4門	遠隔制御
	コンジットゲート	4.5×4.4	3門	遠隔制御
	コンジット予備ゲート	6.6×6.4	1門
	放流バルブ	ハウエルバンガーバルブ 径1.2m	1門
	ガントリークレーン	捲揚能力60t　2m/min	1基	コンジット予備ゲート操作用
観 測 設 備	水位観測所	テレメータ	8局	貯水地（有線）2局
				河川（無線）6局
	雨量観測所	テレメータ	5局	雨雪量（有線）1局
				雨量（無線）4局
	気象計器	総合自認装置	1式	風向、風速、気圧、気温、湿度、日射量
	地震計器	加速度計	3台	加速度計2台 （天端1、ソムトンネル1）
		強震計		強震計1台 （左岸監査廊入口）
	堤体観測	漏水量28ケ所 揚圧力28ケ所
ダム放流制御装置		雨量、水位、流入量計算、ゲート開度計算等	1式	グラフィックパネル1面、 情報表示盤2面、 警報表示盤2面、 演算処理装置等1式、 操作卓4台
監 視 設 備	巡視船	6人乗り120ps	1隻
	CCTV		1式	テレビカメラ： 固定3台旋回ズーム2台、 モニターテレビ：5台
警 報 設 備	警報局	サイレン、スピーカー	18局	有線1局／無線17局 （内スピーカーのみ5局）
	電光表示盤	スクロール式	1ケ所
	警報車	サイレン、スピーカー附属	2台	無線車
	警報板		84ケ所
流 木 止 施 設	流木止施設	フロート付ネット220m	1式