岩手山火山防災マップ

他機関と連携した取り組み

平成9年12月末以降活発化した岩手山の火山活動は、周辺住民に脅威を与えるとともに、観光客の激減等非常に深刻化しています。そこで噴火した場合に岩手山周辺や北上川、国道4号・46号に広く被害を及ぼすことが想定されることから、岩手県や関係各市町村及び関係機関で連携し、連絡体制の確保、情報の共有化、監視体制の強化、ハザードマップ・岩手山火山防災ガイドラインの作成、シンポジウムの開催、防災訓練等の災害に備えた事業の展開も図っています。

火山活動を監視・観測するための機器整備

岩手河川国道事務所では、現在、監視カメラ13ヶ所、土石流センサー6ヶ所を設置し、岩手山の状態、土砂移動を監視・観測しています。今後も岩手山周辺地域の住民の安全・安心な生活を確保するため、引き続き整備を進めるとともに、岩手山火山防災情報ステーションの機能強化を図ります。

また、東北大学、気象台等の監視・観測機器についても必要に応じ光ケーブル網に接続し、関係機関で情報の共有化を図ることによって、より効果的な監視・観測を行い、警戒体制の強化を図ります。

防災情報