記者発表資料 |
平成19年10月19日 |
能代河川国道事務所 |
洪水氾濫を教訓とした河川改修と危機管理対策の推進 〜平成19年度社会資本整備事業調整費による米代川河道掘削の推進と掘削土の有効利用〜 |
国土交通省では、昭和47年洪水で市街地が氾濫し甚大な被害を受けた二ッ井地区(能代市)において、平成19年度社会資本整備事業調整費を活用し、米代川の河道掘削を推進し治水安全度向上を目指します。 また、掘削した土は、平成20年度に建設予定の二ッ井統合小学校の基盤造成土として活用し、計画高水位高まで盛土することで洪水氾濫時の避難場所としての活用も併せて図ります。 |
・米代川は、今年9月18日の洪水にて昭和47年洪水時の水位を超え既往最高水位を記録したが、昭和47年以降の築堤 整備などによって、今年9月の洪水では計画高水位を超えたものの破堤被害を免れた。 ・国土交通省では、米代川の治水安全度の向上を図るため、現在、河川改修事業として河道掘削を推進しているところであり、平成19年度社会資本整備事業調整費を活用し、掘削推進※を図る(平成19年度社会資本整備事業調整費は今年度内完了を予定)。 ※河道掘削は、一連区間を掘削しないと洪水位の低減効果は薄いが、今後の整備も含め早期の掘削完了を期待。 ※河道掘削は、高水敷約5万m3を掘削する計画。 ・能代市では、二ッ井地区の小学校統合に併せて二ッ井地区に新たな小学校建設を平成20年度から計画しており、河道掘削土を校舎の基盤造成として活用を図り(掘削土の有効利用による事業コスト縮減)、計画高水位高までの盛土を行う(現地盤から約2m盛土)。 ・新たな小学校は、計画高水位以上の高さとなり、もし洪水が発生しても校舎まで水が及ばないこととなり、洪水時の指定 避難場所となる予定です(危機管理の推進)。 ※事業の必要性・事業の概要および予算の内容 ![]() <発表記者会:能代市記者クラブ・北秋田市記者クラブ> |
問い合わせ先 |
国土交通省東北地方整備局 能代河川国道事務所 電話 0185−70−1001(代表) (河川)副所長 山谷 博志(内線204) 工務第一課長 中島 勇一郎(内線311) |