ITSスポットサービスが提供する各種のサービスのうち、
のサービスを「3つの基本サービス」と称し、代表的なサービスとして位置付けています。
現在、道路交通情報はFM−VICSや電波ビーコン等によってカーナビに配信されていますが、 ダイナミックルートガイダンスでは、従来のVICS情報等よりも広域で大容量の道路交通情報を配信し、 渋滞情報や通行止め情報を考慮した賢いルート検索が可能となります。
下図は、東北地方におけるダイナミックルートガイダンスでの情報提供範囲です。 道路延長で約1,000kmの道路交通情報がリアルタイムに配信されます。
また、関東方面へ向かう車両に対しては、東北道と磐越・常磐道双方の情報が配信され、広域な経路選択が可能となります。
また、簡易図形情報についても、従来の画像情報1枚に対し、最大4枚分の情報提供が可能となります。
下図は、従来のFM-VICS情報とダイナミックルートガイダンスとの情報提供範囲を示したものです。
関東方面から青森方面へ向かうとした場合、従来のFM-VICS情報では、 郡山JCTから宮城県仙台市付近までの情報しか得られませんでしたが、 ダイナミックルートガイダンスであれば、青森・秋田方面も含めた情報を得ることが出来ます。
現在の道路状況に応じて落下物や降雪などを簡易図形や音声で提供するサービスです。 また、渋滞状況や路面状況を分かりやすい静止画像で受信します。
これらのサービスは、ITSスポットを通過時に即時に提供されるか、 カーナビに蓄積されて、発生箇所の直前で提供されます。
ITSスポットサービスは、ETCと同じ通信方式(5.8GHz DSRC通信)を用いているため、 ETCの機能もご利用いただけます。
高速道路のサービスエリアや道の駅などに設置されているITSスポットでは、 情報接続サービス(インターネット接続)が利用できます。
道路に関する情報や観光情報、地域の情報などがご覧いただけます。
※情報接続サービスを利用するためには、情報接続サービスに対応したカーナビが必要となります。