仙台湾南部海岸直轄海岸保全施設整備事業

海岸の侵食

 




 昭和40年ころまでは豊かな砂浜が存在し、砂浜の消波機能によって背後地の安全性が確保されていました。
 漁港・港湾などの構造物の建設による沿岸漂砂の遮断や河川からの土砂供給量の減少により海岸侵食が急激に進み、対策として海岸堤防を作ったが侵食は止まらず、波が直接当たるようになりました。
 波が堤防に直接あたることにより堤防前面の洗掘が進み、台風など異常気象により堤防が破壊され、背後地に被害が発生することがしばしばありました。
 堤防を復旧し、堤防の前に消波工を実施しましたが、現在も侵食は進み、消波工は沈下し、越波による被害発生の恐れがあり、早急なる対策が求められています。
 


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