「あ」から始まる用語

あーちかるばーとこう

アーチカルバート工

道路下に水路等の空間を得るため、盛土や地盤内設けられた曲線状(鉛直荷重を圧縮力だけで伝達できる)の構造物。

あーちきょう

アーチ橋

石をアーチ型に積み上げることにより、互いに隣の石を支え合う。現在は鉄を利用。曲がりばりの両端の移動を拘束するように、橋台上に支持したときに水平力が生じる。この曲がりばりをアーチという。

あーるしーくい

RC杭

中空円筒形杭で主に基礎杭として使用される。遠心力製法で工場で製作されるが、鉄筋コンクリートなので、重量物としての取扱いが必要。

あーるしーでぃこうほう

RCD工法

Roller Compacted Dam・concreto method 広い面積を大量に高速で打設する工法。超硬練りコンクリートをブルドーザーを敷き均し、振動ローラーで固める工法で、機械化施工で大量施工が可能となり、従来に比べ、短時間・低コスト・安全性が高いなどの利点が大きい。

あーるしーぶろっく

RCブロック

鉄筋コンクリート造ブロックのこと。コンクリートは圧縮力に対しては強いが、引張力に対しては弱く、この欠点を補うために引張力に対して強い鉄筋により補強した構造。

あいがたこう

I形鋼

形がI形で、両端のフランジをウエブがつなぐ形状となる。

あうとりが

アウトリガ

ホイールクレーン、トラッククレーン等による吊り上げなどの作業のとき、車体の安定を図り、転倒などの危険を防止し、水平を保つために車体から外に張り出す脚のこと。

あかりくっさく

明かり掘削

ダムの基礎掘削、道路建設のための山の切り取り、管工事のための布掘り等の明かりで行う掘削。

あしば

足場

高所作業に仮に設けられた床およびこれを支持する支柱などの構造物。木製足場と鋼製足場がある。

 

あしばこう

足場工

高所作業に仮に設けられた床およびこれを支持する支柱など構造物の総称。

あすふぁるとぷらんと

アスファルトプラント

アスファルト舗装に使用する合材の製造設備で、骨材をドライヤーで加熱し、ミキサーでアスファルト・フィラー(0.075m/mふるいを通過する鉱物質粉末)を加えて混合し、合材を造る機械設備。

あすふぁるとほそうこう

アスファルト舗装工

骨材と瀝青材料との結合によりつくられた表層、基層を路盤の上に築造するもの。

あたんそう

亜炭層

地層の一種で亜炭は石炭の一種。炭化程度の低いもの。木質亜炭、炭質亜炭の2種ある。

あつみつきょうこ

圧密強固

粘性土層が圧縮され体積減少を起こす現象。圧密は沈下減少のみに関係があるのではなく、粘性土は圧密の進行とともに強度が増加するので、土のせん断強度を考えるときにも重要な減少。

あつみつちんか

圧密沈下

盛土あるいは構造物が築造されることにより荷重が増加して地盤が沈下する現象。

あるみるーばー

アルミルーバー

一定幅のアルミを平行に並べて、照明の制御とする。

あんかー

アンカー

構造物を地盤に定着させること。硬岩や軟岩の法面に亀裂などがあり崩落する恐れがある場合、不安定な岩盤と構造物をP.C鋼材等で直接つないで防止する。

あんかーあしばこう

アンカー足場工

アンカーを施工するための足場。

あんかーこう

アンカー工

コンクリートに一端を埋め込んで用いる。鉄骨をコンクリート構築物に固定させるとき等に使う。

あんきょ

暗きょ

道路等の下を用水や排水のため、横断する埋設構造物で蓋をした水路のこと。

あんていさび

安定錆

金属表面に生成する錆のうち、腐食を抑制する機能をもった錆層。Cu、Niなどが微量に添加されている耐候性(たいこうせい)鋼材では、錆の生成が進行すると、素地表面にCuなどからなる緻密で非晶質の安定錆層がつくられ、腐食を抑制する。安定錆の生成には、乾湿の繰り返しが必要であり、一般に2~5年程度の時間を要する。

あんていしょりこう

安定処理工

路床または路盤材料に特定の添加剤を加えて混合し安定性、耐水性、耐久性の増加を図る。

「い」から始まる用語

いどうしきかたわく

移動式型枠

コンクリート用型枠で、鉛直または水平方向にコンクリート1打設区間長の型枠を特殊の支保材と調節装置を使用して移動・固定・連結・組立・解体を行えるもので橋梁・トンネルなどに使われる。

いどうしきくれーん

移動式クレーン

クレーン装置が自走移動できる機械でトラッククレーン、ホイールクレーンなどがある。作業時の安全性と吊り上げ能力の増大のためアウトリガが装着されている。

 

いんくらいん

インクライン

山間部等で傾斜面を利用してコンクリートや建設機械及び資材などの運搬作業を行う場合、傾斜面にレールを布設し、巻き上げ装置を利用して行う設備。

いんばーと

インバート

下水道用のマンホールは、管きょの方向・勾配・口径等の変化する箇所等に設置されるが、これらの箇所で下水の円滑な流下を図るため、底部に設ける凹状の溝。

「う」から始まる用語

うえや

上屋

旅客や手小荷物を雨雪から守るため、旅客ホーム、貨物ホームまたは埠頭(ふとう)などに設けられる屋根と柱だけの建物。

うぇるぽいんとこうほう

ウェルポイント工法

地下水面かに地下構造物を構築する場合、工事区域の周囲に吸水管を打ち込み、小形井戸を配列し、真空ポンプの作動により強制的に地下水を集水して汲み出し排水する工法。この工法を用いると掘削の際に水の湧出がなく地上と同様の工事が進められる。

うがんがわかごまっと

右岸側かごマット

上流から河口に向かい、右側の河岸に、縦2メートル、高さ50センチ、横1メートル程度の鉄線カゴを岸壁に設置して、その中に割栗石を入れた後、人力で調整しながら施工していく護岸工事。

うきさんばし

浮桟橋

ポンツーン(底の平らな舟・浮橋架設用の舟)を係留鎖でアンカーした係留施設のこと。鉄筋コンクリート製・鋼製・木製などがある。

 

うすいます

雨水ます

宅地内で発生した雨水を公共下水道へ排水するために設ける深さ15cm以上の「ます」のこと。

うちつぎめ

打継目

硬化したコンクリートに新コンクリートを打継ぐためにできた継目のこと。原則として打継目は部材の圧縮力の方向と直角にすることが必要。

うめもどし

埋め戻し

一般に構造物などを構築する場合、必要な掘削を実施し、計画通りの工作物が完成したことを確認するとともに、コンクリートの強度が十分得られてから在来地盤まで埋土すること。

うらごめこう

裏込め工

構造物の安定を図るため堤体背後に投入する割石等の材料を捨て込むこと。裏込め材としては割石、切込砂利、玉石などが用いられる。

うらごめちゅうにゅう

裏込め注入(トンネル)

山岳トンネルを矢板工法で施工する場合、またはシールド工法で施工する場合に起こる覆工の背面の空隙にセメントミルク、モルタル等で填充すること。

「え」から始まる用語

えあれっぐ

エアレッグ

削岩機用の架台。エアレッグで削岩機を支持することにより推力を大きく与えることが可能となり削岩機の使用範囲が広くなる。

えるがたぶろっく

L形ブロック

土留壁として用いられるL形の縦壁と底版からなる片持ばり式鉄筋コンクリート製のブロック。

えるがたそっこうこう

L型側溝工

路面排水のため、車道端や歩道端に設けるL字型の側溝。

えんしんりょくてっきんこんくりーとかん

遠心力鉄筋コンクリート管

コンクリートを遠心力によって締め固めて成形したもので、一般ではヒューム管と呼ばれている。

えんどうしょうがい

沿道障害

道路交通量の増加に伴って沿道に及ぼす騒音・振動・交通事故などの障害のこと。

 

「お」から始まる用語

おーばーれい

オーバーレイ

既設舗装面にクラックや破損が生じたときに行う修繕工法の一種で、既設舗装の上にさらにアスファルト混合物やセメントコンクリートなどの層を重ねることをいう。

おーとがーど

オートガード

防護柵の一種。鉄筋コンクリート製のビーム(けた)を主体とした構造で、高さが低いため、軽い衝突時には比較的効果があるが、激しい衝突時はは安全性に少し劣る。

おうだんこうばい

横断勾配

道路中央部から車道端、あるいは舗装端までの勾配(百分率で表す)。

おきかえもりど

置換盛土

軟弱層等問題ある地盤の一部を良質な盛土材料に置き換える。

おびこう

帯工

流水による河床の洗掘を防止し、河床の安定を図るため河川を横断して設けるもので、落差のないものを帯工といい、落差のあるものを落差工という。