最上川と漁業
 最上川での漁業は、内水面漁業とよばれています。海での漁ほどではありませんが、山形県の総漁獲高の約25パ−セントにもなっているほどです。ヤツメウナギ、アユ、マス漁などがさかんで、内水面漁業組合に入って漁業で生活している人もいます。

 

 
【漁の方法】
投網漁
まわりにおもりのついた網を投げて引き上げる漁です。
 
やな漁
竹簾の仕掛けに掛かった鮎を手づかみでとる伝統的な漁です。
   
筒漁
カゴの口にかえしがついていて、うなぎのせまいところに入る習性を利用した漁です。
 
延縄漁
長い縄に数多くの釣り針を付けて川に流す漁です。
 



さけの稚魚を放流している様子
●養殖漁業
 養殖漁業とは、自然の力にまかせるのではなく、人の力で魚を育てる漁業のことをいいます。山形県ではコイやニジマス、最近ではウナギ、テラピアなどの養殖がさかんに行われています。また、生まれ育った川に、においをもとめて帰ってくるサケのしゅうせいを利用して、人工ふ化場でたまごをとり、ふ化させて稚魚を放流する漁業もおこなわれています。