第3回最上川水系流域委員会が開催されました。
 
 平成12年7月31日に第3回最上川水系流域委員会が、産業ビル7階(山形市役所向かい)において学識経験者、市民団体の代表者、関係行政等が出席し開催されました。
 
 主な意見としましては、
 
  利水について
農地面積の減少以外にもかんがい技術の向上により、利水量を減らすことは出来ないものか。
最上川中流土地改良区は暫定水利権となっており、農家に対し不安定な供給を行っている。長井ダムが完成すれば解決するのではないか。
最上川は多くの許可・慣行水利権が張り付いており、新規水利はきわめて困難であると思う。
これからの水利用は一過的水利用から繰り返し水利用(水循環)に変わらなければならない。
  環境について
自然を生かす、自然に近い形での工事は大変結構ですが、その工事の投資効果も考えじっくりと検討しながら進めて欲しい。
生活の安全を守る工事を行う場合、その場にあった工法で行ってもらいたい。
これからの川、あるいは流域の役割という理念をもう少し明確にして、市民や行政もそういったものを確立していって欲しいと思う。
  維持管理について
ゴミの不法投棄について、大型の冷蔵庫やテレビが捨てられているが、もっと厳しく管理出来ないものか。
掲示板を堤防沿いや車の入れそうな場所に、不法投棄の現状写真等も掲示し、一般の方に知らしめることも必要ではないか。
ゴミの不法投棄や河川管理区間の管理の問題は、今まで役所が管理するということで、全部役所を頼りにし、いろいろ問題が起こっていると思う。
 
 等がありました。
 
開催状況
意見を聞く傍聴席


(参考資料)