第1回最上川水系流域委員会が開催されました。

 
 平成12年3月8日(水)に第1回最上川水系流域委員会が、山形市のホテルメトロポリタンにおいて学識経験者、市民団体の代表者、関係行政等の出席をいただいて開催されました。
 
 委員会は、最初に東北地方建設局田崎局長から「最上川は山形県を潤す川、県民に親しまれている川、一方で昭和42年、44年と大災害が起こっており、山形県と共に安全な川づくりを進めている。河川法が改正され、河川整備の計画づくりに出来るだけ多くの方々の意見を聞いて、それを計画に反映する。その一環として、各界を代表する皆様のこの委員会を設置し、慎重に検討しつつ、出来るだけ早く河川整備計画を策定したい。」また、山形県山本土木部長からは、「来年度から最上川シンボルライン構想というような、最上川を中心とした地域づくりを考えていこうという動きも出てきている。大変存在感のある重要な河川、どのように整備し、活用して行くかが重要、この委員会を通して幅広いご意見をいただきたい。」とあいさつ、東北地方建設局山根河川部長から「最上川水系流域委員会」の設立趣意について説明の後、委員会規約の審議が行われ満場一致で承認されました。その後、委員長の選出と副委員長の指名が行われ、委員長には大津高山形大学名誉教授を選出し、副委員長には高野公男東北芸術工科大学デザイン工学部教授が指名されました。
 今後の流域委員会の進め方として、多くの方々からの意見聴取を図るために地区別小委員会を設置する事や流域委員会及び地区別小委員会は公開を原則とすること、一般の方々の傍聴も認める方向で承認されました。
 最初の委員会であるため、山形工事事務所廣瀬所長が「最上川流域の概要」についてと「河川整備計画」の策定がどのようにして行われるのかを説明しました。
 最後に意見交換が行われ委員の方々から率直なご意見や、アドバイスをいただきました。
 
 主な意見としましては、
 
河川整備計画は一般の人達に理解しやすいように作成。
河川整備による被害軽減等効果が解るような資料作成。
住民の意見を全て採用することは難しいので、不採用になった意見へのフォローも必要。
広く意見を聞くような参加型川づくりを行うことで、県民の手で作ったとの実感が生まれる。
地区別小委員会にはNPO等川の活動を行っている人達も委員に。
 
 等がありました。
 
委員長挨拶
討論風景


(参考資料)