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青森営繕事務所及び青森河川国道事務所では、7月15日(火)に青森山田高等学校 建築デザイン科1〜3年生16名の皆さんを招いて、平成20年度の完成に向け着々と工事が進む三沢職業安定所建設工事現場、4車線化に向け整備の進む青森環状道路の工事現場見学会を開催しました。 |
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三沢職業安定所 編 |
まずは、三沢職業安定所の建設現場に到着。現在のハローワークが老朽化したことから、ユニバーサルデザインに基づいた新たなハローワークの建設工事が進んでいます。
見学会の司会と、全体の工事概要を説明してくれたのは、青森営繕事務所の加賀山専門員です。
新しい建物は、すぐ隣に団地があることからプライバシーに配慮していること、3回のワークショップを重ねユニバーサルデザインを取り入れていることなどの説明がありました。
説明を聞きながら、真剣に図面とにらめっこしている生徒たち。この前段には、現場の新規入場者教育を受け、出動準備オッケーです。
それにしても、建築の図面は難解です。
続いて、模型を利用してのユニバーサルデザインの勉強です。お年寄りや体の不自由な方々に配慮し、手すりは二段になっていますし、点字シートも整備されます。
電気関係の配慮事項は本間主任から紹介がありました。
耳の不自由な方には、音ではなく、ランプが点滅することでお知らせいたします。現場事務所内は高さが足りないことから、模型は横にして説明させていただきました。
熱心な説明に、熱心な態度で聞き入る生徒たちです。
いよいよ現場を体感です。
具体の説明は、建築工事の現場代理人さんがしてくれました。現在は、壁や梁などの鉄筋を組み、コンクリートを打設するための型枠を設置しているところです。
建物の外観はこのような感じです。鉄骨が組み上がり、鉄筋が配置され、型枠の組み立ても始まっています。
足場はちゃ〜んと手すり先行足場が使用されていましたよ。
体験型のひとつ目は、支保工の設置です。支保工とは、型枠がコンクリートの重さで膨らまないように、しっかりと支えるためのものです。
アルミの角材を固定していきます。
初めは手で、その後は電動工具でしっかりと締め付けます。
ふたつ目は、鉄筋の結束です。
設計どおりの配置になるよう鉄筋を組み立て、縦横の鉄筋同士を細い針金のようなもので縛っていきます。
工具を使うと、クルクルっと一瞬で出来てしまいます。
当たり前ですが、階段部分の型枠は階段状になっているんですね…
一通り、現場を体感した後は、及川保全指導・監督官に締めてもらいました。このような建物の面積あたりの単価は、普通の住宅の倍くらいするそうです。
また、現場代理人さんからは、熱中症対策としての塩アメの紹介もありました。スポーツドリンクのような味がするそうです。
完成予想図はこのような感じになるようです。完成が待ち遠しいですね。
三沢職業安定所の現場見学は、以上でした。 |
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青森環状道路 編 |
引き続き、青森環状道路の工事現場にやってまいりました。赤い破線部分の平成21年度開通にむけ、舗装工事などが進められています。
青森環状道路の現場とは言いつつも、今回はビオトープをメインに見学しました。道路建設の際、絶滅危惧種であるメダカの保護のため作られ、引き続き、年に数回の手入れを行っています。
あわせて、軟弱地盤上に道路を作る難しさも少しだけ勉強してみました。彼氏・彼女にひけらかす雑学程度には覚えられたかな?
公共事業が環境にも配慮していることもぜひ覚えてくださいね。
現場案内が一人きりだったものですから、見学の様子は撮影できませんでした。すみません。
代わりといっては何ですが、トンボがたくさんいたので…また、残念なことに、ヒメダカも二匹ほど発見してしまいましたが、網を持っていなかったので捕獲できませんでした(>_<)
また、現場にはシャッターの鍵らしき落し物がありました。心当たりの方は現地までご足労願います。
以上が、青森環状道路の現場でした。 |
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前日の大雨とは打って変わって、ギラギラの太陽の下の見学会。生徒の皆さん、暑い中たいへんお疲れ様でした(^_^)/
生の現場はいかがでしたでしょうか。中には、ペンキのたくさんついた作業服を着ている生徒もいたので、いろいろな実習などもされているのでしょう。就職活動の参考にしてもらえれば幸いです。
青森河川国道事務所では、その他にも多数の見学箇所を用意して、一般の方々からも広く現場見学を募集しています。 |
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<まめ知識>
ヒメダカとは、主に観賞用として人工的に作られたオレンジ色をしたメダカです。漢字で書くと「緋目高」と書くそうで、大型の魚のえさなどとして、ペットショップで売られています。
ヒメダカは、人工的に作られた品種なので、自然界に放されると、野生のメダカ(区別のため、黒メダカとも言います)と交配し生態系を崩してしまいます。そんなことから、ヒメダカや金魚などのこの周辺にいない生き物を放すことはご遠慮願いたいのです。
また、同じ黒メダカだからといって、他の地域から持ってきたメダカを放すことも、遺伝子レベルの違いがあることからご遠慮願います。 |
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