営繕部官庁施設の保全保全のちえぶくろ建物用語集ら行
 

あ か さ た な は ま や ら わ

ら行

ラーメン構造(らーめんこうぞう)
 骨組み材同士の接合部が固定された構造。柱と梁がある形式がこれに当たる。対して柱梁が無く、壁の組み合わせで支えられた構造を壁式構造という。
ライフサイクルアセスメント(LCA)
 ある製品の原材料の採取から製造、使用及び処分にいたる生涯を通して環境側面及び潜在的影響を調査すること。考慮すべき環境の最上位の範疇としては、資源利用、健康及び生態系への影響が含まれる。
ライフサイクルコスト(LCC)
 建築物などの企画、設計からそれを建設し運用した後、取りこわしするまでの間に費やされる費用。このうち約7割が運用段階での費用といわれる。
ライフサイクルCO2(LCCO2
 建物の生涯において排出される二酸化炭素の総量。日本の二酸化炭素排出量のうち、およそ25%が建築物の運用時に排出されているもの。いかにしてこれを低減するような設計、管理をしていくかが課題。
ライフサイクルマネジメント(LCM)
 建築物のライフサイクルにわたって、総合的に建築物の効用の増大をはかり、生涯費用などの削減の面から検討し、最適の代替案を選択していくための具体的な考え方と手法のこと。
リース資材(りーすしざい)
 リース会社から借りて使用する建設用資材。作業足場がその代表例で、足場を長期間設置すると、作業をしていなくてもリース料だけで費用がかさむことになる。
リシン
 砂状の外装吹き付け材。宿舎などの外壁仕上げで昔はよく見かけた、ザラザラした塗装。
立面図(りつめんず)
 設計図面の一種。四方からの建物の外観を表すのが一般的。
リノベーション
 劣化した建築物(設備を含む)の機能、性能を社会のニーズに対応して初期の水準以上に改善改良すること。広義には修繕、補修を含める。
ルーバー
 壁や天井の開口部に設けるブラインドの羽根のような板材。角度や形状を変えることで屋内への通風や日射を調整する。屋上で空調機器を囲っているものは目隠しルーバーといい、周囲から機械を隠しながら、風の通り抜けを可能にしている。
ルーフドレン
 屋根の雨水をといに流すために設けられた排水金物。土埃などで詰まらないよう、定期的な清掃が必要。
劣化(れっか)
 物理的、化学的及び生物的要因により、ものの性能が低下すること。ただし、地震や火災などの災害によるものを除く。
劣化外力(れっかがいりょく)
 外部から作用する劣化要因またはその強さのこと。
レバーハンドル
 棒状になったドアノブ。レバーを押し下げて開閉する方式なので、握り玉を回しての開閉が不可能な握力が弱い人も、容易に使用できる。
レベル
 敷地の高低差を表す際に基準となる高さ。または測量に使用する器具の呼称。
漏電(ろうでん)
 本来流れるべき電気回路以外に電流が流れること。電気設備の劣化や施行不良が原因。電気火災や感電事故のもととなる。
漏電遮断器(ろうでんしゃだんき)[ELCB]
 回路内の漏電電流を検知し、漏電している回路を遮断する。動作テストボタンで、定期的な動作確認をする。
労務歩掛り(ろうむぶがかり)
 作業ごとにどれだけの労働量が、単位面積当たりで一般的に必要かを表した数値。単純にいうと1日の労働のうちの、その作業時間の割合であるが、作業効率や必要な人数によって大きく異なる。
ロールブラインド
 布製の巻き込み式ブラインド。コンパクトに収納される、日差しが柔らかくなるなどの特長がある。
陸屋根(ろくやね)
 水平又はほぼ水平の屋根。鉄筋コンクリート造建物の屋根として一般的な形式。対して傾斜が大きい屋根を勾配屋根という。
露出配管(ろしゅつはいかん)
 内装材などで隠さず、室内に出たままの配管。点検などが容易で、見た目をあまり気にしなくて良い部屋などで多く採用される。
露出防水(ろしゅつぼうすい)
 防水層を覆う保護層を設けず、防水層の表面が露出した防水形式。歩行の際には、傷を付けないような配慮が必要。
ロックウール
 岩綿。岩石を原料にした繊維。鉄骨の耐火カバー材や、吸音材、断熱材などとして用いる。
ロックウール吸音板(ろっくうーるきゅうおんばん)
 ロックウールを板状に成形したもの。吸音効果のある内装材として用いる。
ロックウール吹き付け(ろっくうーるふきつけ)
 ロックウールをセメントなどと混合し、機械で噴出させ天井などに付着させたもの。断熱や耐火などの効果がある。
路盤(ろばん)
 舗装を構成する部分のひとつ。砕石や砂利を敷いた層のこと。アスファルトやコンクリート敷きの下地になる。

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