〜☆快適交差点02☆〜

国土交通省 東北地方整備局 湯沢工事事務所

湯沢駅前交差点改良計画進捗状況

 

●湯沢駅前交差点の現状

●湯沢駅前交差点の問題点

●皆様のご意見を伺いました
 意見募集内容
 このような意見がありました
 湯沢駅前交差点改良計画検討懇談会
 湯沢駅前交差点改良計画への提言

●皆様のご意見を踏まえた改良計画の概要

●工程

<参考>
○その他の道路に対するご意見

 

湯沢駅前交差点の現状


 秋田県湯沢市は大幅な人口減少状態にありますが、逆に核家族化等から自動車の保有台数は増えており、国道13号を主として市街地の渋滞は激しさを増す一方です。
 中でも国道13号駅前交差点付近では慢性的な渋滞が続いており、朝夕のラッシュ時には最大250mもの渋滞が発生しています。また、交差点付近では事故も多く、安全でスムーズな移動空間の確保が求められています。



一般国道13号 秋田県湯沢市表町4丁目地内

 

湯沢駅前交差点の問題点

 
1.ボトルネック型の形態

 湯沢駅前交差点は、雄勝町側が上下線で4車線、横手市側が上下線で2車線となっており、渋滞の発生しやすい交差点の形状となっています。
 
 
2.待避所のないバス停

 湯沢駅前交差点の横手市側約100m先にバス停があり、多くのバスがここに停車します。しかしながら、バスの待避場所が無く、後続車両が安全に追い越すことが出来ないことも渋滞の一因となっています。
 
 
3.道路の折れ(道路中心線のくいちがい)
 この交差点で道路が折れ曲がっています。よくあることのように思われますが、この交差点の場合、南側と北側の車線運用がことなることも相まって、「直進車線の正面が対向車線の右折車線」という形となり、無意識に減速したり、右折車線に止まった車からは車が向かってくるように見えるため、怖く感じられることから、右折しにくい交差点となっています。
 
 
4.グランドホテル側の右折車の危険性

 現在の湯沢駅前交差点の市役所側への右折レーンは約50mあります。ちょうど、この右折レーンがなくなるところにグランドホテル入口が存在するため、グランドホテル方向へ右折する車両は、直進レーンに停車し、渋滞を引き起こすか、反対車線に停車し、危険な状況で右折できるまで待つかのどちらかで対応しています。信号が青でもこのような車両があれば進むことが出来ません。
 
 
5.右側車線の渋滞による弊害

(1)  右側車線のみが渋滞し、左側車線はスムーズに流れている状況になっています。これにより、反対車線から右折する車両が、右側車線の渋滞車両が妨げになり、比較的高いスピードで左側車線を走行する車両の発見が遅れ、追突するケースが後を絶たちません。
 

(2)  ジャスコ側から出た車が、左側車線を走行し交差点付近で無理な割り込みをするケースが見られます。駅前交差点を直進する方は、この割り込みをせざるを得ない状況が発生しています。(タイトル写真)
 

 

皆様のご意見を伺いました


 湯沢工事事務所では、これらの現状をふまえ渋滞や事故を少なくするために交差点改良計画を作成し、計画に対して実際に利用している地域の方々の意見を募集し、地域により密着した計画を立てることにしました。

 

●意見募集内容
 計画に関する意見募集は、市広報や事務所ホームページ、湯沢市全世帯配布のチラシ、主要施設でのポスター掲示等で平成14年2月9日〜28日の間で行いました。


意見募集チラシ

●このような意見がありました
 よせられたご意見は、66名の方々から208件寄せられました。
 その内136件が湯沢駅前交差点に関するもので他の72件は当該箇所以外に関するご意見でした。
 湯沢駅前交差点に関するご意見の中では、当初計画に対して「もっと対策を追加するべき」というご意見が圧倒的に多く、全体の約7割を占めました。
 

 

皆様からの主な追加対策のご意見

直進レーンの延長
●ジークブルガー通りの十字路まで直進レーンをつくってはどうか。
●398号の交差点まで整備区間を延長してほしい。

合流位置、形態の変更
●カーブ地点での合流は危険なので、中央通交差点を過ぎた直線部での合流が良い。あまり合流する所がないため、湯沢市民は合流が苦手。合流しない方法はないか。

駅、市役所側への対応
●湯沢駅、市役所側の道路にも右折レーンをつけてほしい。

信号時間等の修正
●市役所側の信号がなかなか青にならない。

歩行者への対応
●横断歩道橋や地下道をつくってはどうか。少しでも歩道を広くしてほしい。

左折車両への対応
●歩行者横断により左折車が停滞し、直進車が進めない。何とかしてほしい。

雪への対策
●横断歩道やバス停付近の消雪。冬期の雪溜まり、ラインが見えない等の対策をちゃんとしてほしい。

バス停への対策
●バス停付近の歩道を広くしてほしい。

カーブへの安全措置
●カーブ地点の中央分離にピンを打ってほしい。

その他
●新庄方向(上り方向)への対策も必要。
●工事期間が長くならないように。工事渋滞への対応も考えて。
●路上駐車の取締りを強化してほしい。

●湯沢駅前交差点改良計画検討懇談会
 湯沢工事事務所では、寄せられたご意見をもとに、各方面の方々と共に「湯沢駅前交差点改良計画検討懇談会」を3月18日に開催し、計画の変更点や追加対策等最終の整備の方向性をまとめました。

日時:平成14年3月18日(月) 13:00〜
場所:湯沢ロイヤルホテル

●湯沢駅前交差点改良計画への提言
 検討懇談会では、直進レーンの追加、バス停車帯(バスベイ)の設置、右折レーンの延長という当初計画案に対し、以下の追加対策を実施するという提言をまとめました。

湯沢駅前交差点改良計画への提言

1.直進レーンの延長
 「直進レーンを延ばしてほしい。」、「カーブ地点での合流は危険。」等の意見をとりいれ、ジークブルガー通りを越えた直線部で合流する形態に変更します。

2.(県)湯沢停車場線への対策の実施
 湯沢駅前交差点の湯沢駅側、市役所側への対策を望む意見をとりいれ、秋田県雄勝建設事務所との調整、協力を行い、右折スペースを確保します。

3.左折車両への対応
 左折専用レーンがなくなり、左折車による直進車線への影響を低減することと、左折車へのサービスの向上を図るため、交差点部の隅切り(角)を緩やかにします。

4.歩行者。バス停への対応
 バス待ちの人により、歩行者が通り抜け出来なくならないように、新設するバス停車帯付近の歩道は3.5m確保します。また、バス停の上屋を新設します。

5.雪対策の実施
 歩道が狭くなる部分、バス停部分等、消雪設備の強化を行うなど、冬期の対策を徹底します。

6.信号時間の変更
 交差点改良と併せて、湯沢警察署において信号時間の調整も実施します。

 

皆様のご意見を踏まえた改良計画の概要


 「湯沢駅前交差点改良計画検討懇談会」において、皆様のご意見をふまえ話し合った結果、以下のように変更・追加を行い、最終整備計画(案)をまとめました。
 
 
●左折専用レーンを直進併用レーンにします。 ●交差点の角(澄み切り)を緩やかにします。 ●バスベイを設け、バス待合所(小屋)を新設します。また、バス停付近の歩道は3.5mとします。

●右折レーンを100mに延ばします。 ●湯沢駅、市役所側の道路に右折スペースを設置します。 ●直進レーンを2車線のまま大幅に延長します。 ●合流地点は交差点を越えた直線部分にします。

●歩道の消雪をはじめ、雪対策を徹底させます。
●交差点部の歩行者の安全確保及び本線部の乱横断防止のため、防護柵を設置します。
●工事期間は短くなるよう調整します。

詳細な情報はこちら(pdf)
 

 

工程

 

<参考>その他の道路に関するご意見



国土交通省東北地方整備局湯沢河川国道事務所
012-0862 湯沢市関口字上寺沢64番地の2号
TEL.0183-73-3174(代)
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