道路及びこの付属物は、景観の主対象としてではなく、あくまで、場の風景に馴染んだシックなデザインであることが求められます。このため、道路管理者は、景観形成においてあくまでその基盤となる整備において、周囲の景観を阻害しないシックでシンプルなデザイン整備を行うことが必要であり、景観改善の主役とはなりえません。
場の意味を持たせ、まちのイメージを形成するためには、沿道住民や沿道自治体が沿道にある建築物、広告看板、風景等を、如何に作り上げていくかということになります。
さらに、観光振興や美しい風景を次世代に引き継ぐ上でも、沿道住民や沿道自治体との協働化を図ることが必要である。このため、道路景観形成においては、「地域住民」「自治体」「道路管理者」の3者が、統一の景観形成のコンセプトをもって、協働で取り組んでいくことが必要です。 |