堤防は、洪水から国民の安全と財産を守るため、土の持つ特長を活かして築造している工作物ですが、雨水の浸透などによって脆弱化する欠点をもっています。このため、最も雨水が浸透し易い最上部の平坦部(土木用語では「天端」と言います)を、アスファルト舗装などにより被覆して浸透を防止することを標準としています。
当事務所では、標準化されて以来堤防新築時のほか、既存の堤防についても順次この強化対策を実施してきましたが、今般の補正予算をもって大幅な促進を図り、併せて埃の飛散防止や河川利用の利便性向上など、河川環境の向上にも寄与することとしています。 |