湯沢河川国道事務所で管轄する雄物川上流では、洪水対策及び河川計画資料の
収集を目的として昭和18年代から雨量観測と水位観測を行ってきました。
この観測は、観測データの確実な収集のため、地元の方に観測を委託し"人の
手"による観測を毎日欠かさず行ってもらうものでした。近年は、自動観測機械
による観測の信頼性が向上したことで、従来の"人の手"による観測では不可能で
あった24時間リアルタイムのデータ収集と公開が可能となりました。
このため"人の手"による観測である水文観測委託観測制度は、後継者不足等に
伴い平成15年12月31日をもって全国一斉に廃止となりました。
平成15年12月末時点においては31名の水文観測員を委嘱し、毎日の定時
観測や洪水時の臨時観測業務等をお願いしてきました。
観測員の方々は、職務目的の重要性を深く認識され、これまで幾度となく繰り
返された洪水等において風雨の激しい中、終始一貫正確な観測と迅速な情報連絡
に努め、雄物川の洪水対策及び水防活動に多大の貢献をされてきました。
このことから、長年にわたり雨量観測や水位観測に携わってきた観測員の皆さ
んへ、東北地方整備局長よりその功労に感謝すると共に感謝状をおくります。
この感謝状の伝達式と記念撮影を下記のとおり執り行いますので、お知らせし
ます。
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