最上川水系河川整備計画(知事管理区間)公聴会概要
 
 
  公聴会・意見聴取票の意見数 参加人数
(一般)
連携 利水 環境 維持管理 要望陳情 総合的な
川づくり
その他 意見 計
置賜地区 2 4 9 4 13 6 10 48 300
村山地区 1 3 14 5 20 2 13 58 601
最上地区 2 0 20 9 7 7 33 78 493
庄内地区 3 0 2 4 4 1 8 22 222
合計 8 7 45 22 44 16 64 206 1616



 公聴会への一般参加者は県内全域で約1,600名、意見数は約200件にのぼり、幅広い意見をいただきました。
 意見の概要は、環境関係が22%、要望関係が21%、維持管理関係が11%の順となっており、その他様々な意見をいただいております。

1 各圏域公聴会意見概要
庄内地区
○維持管理では、草刈りや堆積土砂の除去を望む声がよせられました。
○総合的な川づくりでは、川にものをすてないようPRを強化するよう要望がありました。
  最上地区
○環境では、きれいな水を取り戻す取り組みの要望、水質では、最上川は流域の末端の排水路整備から考えていく必要があるとの意見がありました。
○総合的な川づくりでは、住民が自然にもっと親しむよう川の学習の機会がもてる人材の配慮や育成、また、ゴミが依然多いのでもっと監視を充実して欲しい等の声がよせられました。
  村山地区
○利水では、克雪対策として河川・ダムの水の有効活用について意見が述べられました。
○連携では、流域開発地からの排水管理、流域一貫とした土砂管理、環境整備に取り組むよう要望がありました。
  置賜地区
○利水では、正常流量を設定する際は、利水者の意見を充分取り入れることの意見がありました。
○その他として、社会教育や公民館活動を通した川に対する勉強会を実施してどうかとの提案がされました。
 
2 公聴会の意見をふまえた事務局の考え方
上記については、整備計画原案の各項目の事項に盛り込まれているほか、さらに公聴会の意見をふまえ
総合的な川づくりについて、河川愛護の普及と啓発に関連して「総合的な学習の時間、生涯学習等を利用し、河川の文化や歴史、防災や危機管理について理解を深めていく」の内容を追加すること
利水について、流域の正常な機能の維持に関する事項として「今後は、限られた水資源について、河川環境も含めた水系全体の観点に立って調査・検討し・・・」の内容を追加修正するとともに、「また、克雪対策として河川の水利用が適正かつ有効に行われるよう取り組むこと」の項目を追加することとしていきます。