ダムのはたらき

ダムには大きくわけて6つのはたらきがあります
わたしたちの生活に必要な大切な水が、毎日安定して送られているのは、水をためておくダムがあるからです。 農作物にとって、水はなくてはならないものです。農作物が育つために、必要な水をダムから送っています。 工場では製品をつくるのに洗ったり冷やしたりします。そのために使うたくさんの水はダムから送られています。
ダムには大きくわけて6つのはたらきがあります
ダムの水が流れ落ちるときの力を利用して、電気を起こします。その電気は学校や町にも送られています。 大雨が降ったり長雨が続いたりすると川に水があふれます。そうなるのを防ぐため、一度ダムに水をためてから川に流します。 川の水がへってしまうと、川がよごれたり、川辺の生きものがすめなくなります。そのため、ダムから水を流し川をうるおします。


どうしてダムは必要なの?
 日本は山が多く、川のけい斜()が急で、大雨がふるとすぐに川の水が増えてはんらんし、日照りがつづくと水不足になりやすいのが特ちょうです。ダムは水がたくさんあるときに水をため、少なくなったときにその水を流すはたらきをします。ダムは、安定して水を利用するための大切な施設なのです。

白川ダム
飯豊山から流れる置賜白川にある白川ダムは、1981年(昭和56年)に完成しました。周囲には湖岸公園()やキャンプ場などがあり、「白川湖」ともよばれています。
寒河江ダム
寒河江川にある寒河江ダムは1990年(平成2年)に完成しました。112mまでふき上げる大ふん水がシンボルで、「月山湖」ともよばれています。

   

月山ダム
2001年(平成13年)に完成した月山ダムは「あさひ月山湖」ともよばれています。治水()を主な目的に、水道用水、水力発電などさまざまな目的で使われます。
長井ダム
2011年(平成23年)3月に完成した長井ダムは「ながい百秋湖」ともよばれています。治水を主な目的に水道用水、水力発電、環境保全などさまざまな目的で使われています。

   

山形県内にあるその他の主なダム
木地山ダム 前川ダム 蔵王ダム 白水川ダム 神室ダム 高坂ダム
綱木川ダム 田沢川ダム 荒沢ダム 月光川ダム 温海川ダム 水窪ダム
新鶴子ダム 上郷ダム  
 


むずかしい言葉の意味
1
けい斜
かたむいて斜めになること。その度合い。かたむき。
2
湖岸公園
ダムによってできた湖の周りの自然や景色を楽しんだり、水に親しんだりできる公園
3
治水
堤防などをつくり、洪水による被害がなくなるようにすること


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