
最上川の河川敷のササ藪のまわりに、白く小さなチョウチョが舞っているのをみることができます。これはゴイシシジミというチョウです。白い羽に碁石を並べたような黒い模様が、名前の由来となっています。一見小さくかわいらしい模様のチョウですが、実はどう猛な性質をもっています。
このチョウの幼虫は、他のチョウとは異なり、葉っぱではなくササにつくアブラムシだけを食べます。幼虫期間を肉食でとおすのは、日本のチョウではこのゴイシシジミだけです。そして成虫(チョウ)になってもアブラムシが分泌する蜜を吸っています。
このチョウは5〜10月、河川敷のオニグルミのまわりのササ藪でみることができます。