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最上小国川ダム
 最上小国川は、宮城・山形県境の扇岳(標高1,075m)からみみずく山(標高862m)に連なる鳴瀬川流域との分水嶺に発し、山間部を西流し、絹出川、最上白川を合流しながら流下し舟形町堀内地先で最上川に合流する流域面積397.4km2、流路延長134.0kmの一級河川です。
 最上小国川流域は、急流河川のため古くよりたびたび被害を受けており、昭和36年より小規模河川改修事業や局部改良工事等の治水事業が行われてきました。
 しかし、昭和49年8月の集中豪雨により浸水家屋339戸、浸水農地716ha、被害総額146億円の被害が発生しており、最近では平成10年9月の台風5号により浸水家屋18戸、浸水農地7.8ha、被害総額1億5千万円等、毎年のように河岸の決壊、氾濫を繰り返してきました。
 沿川の中でも特に赤倉温泉地区は、両岸に旅館が建ち並び、通常の河道拡幅による治水対策は困難な状況です。このため、ダムや放水路等による治水対策を検討するため、平成3年度から県単独費で予備調査を行い、平成7年度から実施計画調査に着手しました。平成13年には地元住民と学識経験者等からなる懇談会を開催し、最上小国川における治水対策について意見を聞いています。




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