住みやすく安全な都市づくり

下水道事業
快適な生活環境と
清らかな水環境の創出に向けて

 空から雨や雪として降ってきた水は、小川となり、さらには大きな河川へと注ぎ、流れ下って海にたどり着きます。そして、太陽のエネルギーにより蒸発した水は再び空へと・・・・、水はこのような循環を無限に繰返しています。
 水は、この間に私たち人間やあらゆる動植物によって利用されています。しかし、現代の私たち人間の活発な生産活動・都市活動は、もはや自然の浄化能力をはるかに超えるほど水を汚してしまうようになりました。
 下水道を整備することにより、トイレの水洗化等が進み、清潔で快適な生活環境が図られるほか、都市内に降った雨が下水管を通じて速やかに街から排水することができるようになります。また、家庭や工場等から排水された汚水は、処理場で浄化された後に放流されるため川や海などの水質が守られます。

下水道等の概念図
下水道等の概念図

水の循環
水の循環

●下水道事業の種類
 下水道事業には、主に市町村が実施する「公共下水道」「都市下水路」、県が実施する「流域下水道」などがあります。
公共下水道 市町村の下水を排除・処理する下水道で市町村が設置・管理します。主として市街地で実施される「公共下水道」のほか、農山漁村部や観光地などの環境を守るために実施される「特定環境保全公共下水道」等があります。
流域下水道 行政区域にとらわれることなく、河川や湖沼、海域などの水質保全を効果的に行うために2以上の市町村の公共下水道等で集められた下水を受けて排除・処理するもので、幹線の下水管、ポンプ場、処理場で構成され、県が設置・管理します。
都市下水路 主として公共下水道の区域外の市街地で雨水の排除を目的とする排水路であって、市町村が設置・管理します。

●下水道の現状
 下水道の処理人口普及率は平成11年度末には全国平均で60%に達しましたが、東北地方では宮城県を除いて平均を大きく下回っています。特に大都市に比べ中小市町村では普及が著しく遅れており、今後は中小市町村に重点を置いた整備を進めることが必要です。
都市人口規模別処理人口普及率
都市人口規模別処理人口普及率
都道府県別処理人口普及率
都道府県別処理人口普及率
下水道普及率
下水道普及率
下水道施設及び資源の有効活用
下水道施設及び資源の有効活用

●これからの下水道の役割
 従来の目的に加え、資源利用可能な下水処理水や下水汚泥も次第に増加してきており、さらに省エネ・リサイクルや下水道施設の多角的社会貢献の観点から、下水道の有する資源・エネルギーの有効利用が行われるようになってきています。また、高度情報化社会形成のための光ファイバー敷設の空間として下水管のネットワークが役立つことが予想されます。
 さらに、下水道を経由する水は年々増加してきており、都市における水循環の重要な構成要素となっています。今後は下水を高度処理しその水を河川の上流に還元したり地下へ涵養することで水循環・水環境の維持、回復に積極的に貢献していきます。



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